命運分けたリバウンド 昨年度王者・白鴎大に惜敗/関東大学1部リーグ戦

 昨年度王者・白鴎大を相手に関東大学1部リーグ戦(リーグ戦)3戦目が行われた。平松の3Pシュートで先制するも相手の高さに苦戦を強いられ、前半を5点ビハインドで折り返す。後半に入っても得点差を詰め切ることができず。66―76と惜しくも勝利をつかみ取れなかった。

◆8・24~11・3 第100回関東大学1部リーグ戦(白鴎大大行寺キャンパス他)
▼8・28 対筑波大戦(白鴎大大行寺キャンパス)
明大66{13-18、19-19、13-17、21-22}76白鴎大〇

 スターターは、PG平松克樹(情コミ4=福岡大大濠)、SG針間大知(情コミ3=福岡大大濠)、SG武藤俊太朗(政経2=開志国際)、PF小河原幹太(営4=八千代松陰)、PF伊藤治輝(政経4=桐光学園)

 「相手の留学生にポストアップしたときや、ウイング陣への個別の対応などを研究してきたが相手の方が1枚上手だった」(SG越田大翔・政経4=仙台大明成)。ダブルチームで積極的なディフェンスを仕掛けていくも、巧みなパスワークに翻弄(ほんろう)され得点を許す。それでも、PF塚田大聖(政経2=土浦日大)が持ち前のフィジカルを生かしたローポストからのシュートで差を縮めると、針間の3Pシュートで5点差まで追い上げ、前半を32―37で終える。

 明大ボールで始まった後半、幸先よく得点を奪う。「ポストプレイヤ―に対して、後半はドライブを狙っていけた」(塚田)と、ファールを受けながらもゴールへねじ込んだ。前半苦しめられた相手に対応を見せ、明大の修正力の高さが光った。そこから、SG葉山隆誠(国際4=中部第一)の3Pシュートで、流れは明大に傾いたかのように思えた。しかし、相手選手のセンターラインからのシュートが突き刺さりムードは一変。相手の攻勢はより一層強まり、徐々に突き放されていった。そしてここで試合終了のブザーが鳴り響き、67―77で敗北を喫した。

 強豪相手に一時2点差まで迫るも、あと1ゴールが遠かった明大。「オフェンスリバウンドを相手に取られてから、セカンドチャンスで相手に得点を決められて点差が縮まらなかった」(塚田)とチーム課題のリバウンドが命運を分けた。これから勝ち進んでいく上で、リバウンドの克服が大きなカギとなっていきそうだ。

[早坂春佑]

試合後のコメント
越田
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「試合の内容的には悪くはなかったと思います。ただ、フリースローや相手のオフェンスリバウンドでチャンスを与えた部分はとても大きかったと思います」

――今日の試合で意識されていたことは何かありましたか。
 「ベンチ出場でいつもと違う試合の入り方になったのですが、そこは関係なくいつも通り準備して、出たら全力尽くそうという感じでした」

塚田
――どのようなところが昨年から成長されたと感じますか。
 「ウエイトトレーニングを多く取り入れているので、体の強さでは昨年より当たり負けしなくなってきています」

――次戦に向けての意気込みをお願いします。
 「練習で土日の試合に向けてコンディションを整えて、いい形でプレーできるようにしていきたいです」