
主将の一撃で勝ち越し 東農大に辛勝/関東学生リーグ戦
昨年度リーグ戦予選3位敗退の東農大と対戦。第1Qから4得点を決め優勢に運ぶかと思われたが、第3Q終了時点で5―5と、思わぬ苦戦を強いられた。最終QではMD齋藤千暖主将(政経4=新発田)がFS(フリーシュート)を決めチームを救い、リーグ予選を2勝1分けで折り返した。
◆7・7〜12・29 第36回関東学生リーグ戦(大井ホッケー競技場メインピッチ他)
▼8・26 対東農大戦(大井ホッケー競技場サブピッチ)
○明大7{4ー2、0ー2、1ー1、2ー0}5東農大
8月上旬に行われた合宿では「向き合う」ことをテーマに、各々の基礎技術の強化に取り組んできた。開始直後に失点した後4―2までリードするも、点差以上にポゼッションは互角。ファールが相次ぎ一時2人少ない状態で戦う場面もあった。均衡破れたのは最終Q8分、齋藤が中から切り込みショットを決めた。「タイムアウトの時に後輩の子が『絶対入るよ!』と言ってくれた。いろいろな人に協力してもらってきたので、自分が決めきらなきゃと思った」と、最終Qでも集中を切らさず、執念で勝ち越し点をもぎ取った。その後も前半と比べミスを減らし果敢にゴールに向かい続け、7―5で勝利した。
リーグ予選5戦中2勝1分けで折り返し、ファイナル4進出に着実に近づく明大。正念場となる次戦の早大戦について齋藤は「絶対に自分たちは変わらないと、早大にはこのままでは勝てない」と言葉を強くし、さらなる進化を誓った。
[杉田凜]
試合後のコメント
齋藤
――日本代表練習会で得たものはありますか。
「戦術面では、明大があまりできていないディフェンスとの駆け引きの部分でボールを持っていない人もプレスをかけたりする動きと、メンタル面では、代表というマインドを大事にしていたので、明大の中でも限られたメンバーしか試合に出られないから明治の代表という思いをもってやろうとチームに伝えました」
――今試合の明大の良かったところを教えてください。
「後半は自分たちがやりたい形である1on1行ける人にボールを出して攻めるプレーをできたので、そこでFSももらえて決めきれたのが良かったと思います」
DF八尾可奈子(政経4=明大中野八王子)
――第4Qの前にチームでどのような話をしましたか。
「まずは東農大が自分たちに対して準備してきていたのがすごく伝わったので、準備してきたものに対して自分たちが気持ちで負けないということと、最終Qってところを大切にしようと考えていたので、そこで勢いつけて勝とうと話しました」
――次戦の早大戦に向けてはいかがですか。
「オフェンスだったらボールを大切にするということ、ディフェンスなら相手のキーマンに対してしっかり止めきれなかったところが今までの反省なので、そこの部分でしっかり止めきってボールを奪うことをしていきたいです」
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