またも1部昇格ならず/関東大学リーグ戦1部2部入替戦

1999.01.01
またも1部昇格ならず/関東大学リーグ戦1部2部入替戦
 昨春以来の入替戦出場を果たした本学。しかし、またもや1部昇格はかなわなかった。

 リーグ最終2戦を落としてしまったため2位通過で入替戦に臨んだ。相手は2年間1部に残留している元2部校・国武大。試合展開はまさに挑戦者の姿勢だった。1セット先取し、幸先のいいスタートを切ったものの相手は1部校。2セット目からは明治は常に国武大を追いかける展開。「うちも、相手も拾ってつなげるバレーをするチーム。だが、相手の方が粘り強く拾い、しっかりコートに返してくる。そこが決定的な差」(佐々木監督)。

 4セット目、2、3セットを連取され、後のない明治が底意地をみせるものの、5セット目では一度も逆転することができず14-12のマッチポイントを迎えた。「これで終わり・・・そう思うと涙が止まらなかった」(宮島主将・法4)。そのまま反撃できず、国武大が攻撃を決めて試合終了。だが、「今回は単純に相手が上だったし、プレッシャーに対する強さもうちは足りなかった。でも、下級生がきっとやってくれるって思う」(大野・政経4)と、分析し、また下級生に自分達の夢を託した。

 1部昇格。明治は2部リーグの中で常に一番近い場所にいるといわれている。 しかし、未だに果たせない夢。他大学は入替戦出場のチャンスをなかなかつかめずにいる中でつかんだチャンスはしっかりとモノにしている。多くの選手が「プレッシャーに対する気持ちが足りない」という言葉を口にしていた。課題は分かっている。技術は1部と互角だからこそ、この課題をしっかりと克服してほしい。