OB佐野新記録更新、現役は奮わず/日本短水路選手権

1999.01.01
 2日目はOBの佐野選手が2年前の自身の日本新記録更新で優勝し盛り上がりを見せたものの、現役部員は伊藤の3位が最高とふがいない結果に終わった。
 昨日の50mで佐藤(日大)に敗れ、悔しい思いをした伊藤は100mで挽回(ばんかい)を図ろうしたが、またもや佐藤に日本新記録を出され結果は3位。2種目で新記録を出され完敗を喫した。「ベストを0.5秒更新できたことは良かったが、3番は嫌だ。4月はもっと泳ぎを磨いてスピードをつけて50mも100mも優勝したい」(伊藤)。

 OBの佐野選手が2年前に出した自身の日本新記録を更新するなど盛り上がりを見せたが、現役部員では2日間を通して物足りない結果で終わった。4月の日本選手権でより多くの部員が決勝に残り、そして夏のインカレ優勝を目指しこれからも切磋琢磨(せっさたくま)してほしい。

選手コメント

・渡邉
「調子がまだ出てない。昨日の疲れがあるが耐えなければいけない。もっとスピードをつけたい」。

・佐野選手
「今日は(日本記録)意識した。苦手な平泳ぎを克服しつつある。声援が聞こえたのでもしかしておれかなとは思った。最後の50m勝負するところを意識して泳いだ。去年ケガで悔しい思いをしたので自己ベスト更新は自信を取り戻す良いキッカケになった。4月は200mでも400mでも日本記録を更新で優勝して北京に行きたい」。