岩井が表彰台に グレコで大健闘/全日本学生選手権

2024.08.26

 全日本学生選手権(インカレ)1日目と2日目に行われたグレコローマンスタイル。明大では専門で行っているスタイルではないものの、岩井知史(文4=前橋西)が3位で表彰台へ。4人が5位と熱い試合が繰り広げられた。

◆8・23~26 全日本学生選手権(駒沢屋内球技場)
[男子グレコローマンスタイル]
▼60キロ級
塚田――1回戦敗退
葛城――1回戦敗退
角本――1回戦敗退
小川――3回戦敗退
國年――3回戦敗退
▼63キロ級
三島――2回戦敗退
▼67キロ級
遠藤――2回戦敗退
髙塚――2回戦敗退
▼72キロ級
太田――1回戦敗退
加賀田――5位
和田――1回戦敗退
▼77キロ級
西村――1回戦敗退
加藤――5位
森――2回戦敗退
▼87キロ級
岩井――3位
▼97キロ級
槇井――5位

大浦――2回戦敗退
菊地――5位

 大会初日、岩井は2回戦で濱川(九州共立大)にフォール勝ちを収めて準々決勝進出。開始10秒で相手の背後を取るとローリングで4点を先制する。45秒には投げ技から追加点を奪い、相手を圧倒した。

 翌日の準々決勝でも5―0と快勝し勢いづく。「最初は動きが悪かったが後半は良かった」。迎えた準決勝では、試合開始20秒後に2度技を決める。4―0と優位かと思われたがその40秒後。相手選手にスキを突かれ、両肩をマットに完全に押さえ付けられることで試合終了となるフォール負けを喫する。突如の幕切れとなった。試合後、岩井は「自分のしてきたことがあまり出せなかった。結構悔しい」と唇を噛んだ。

 残る2日間はフリースタイル。上半身のみの攻撃が許されるグレコローマンスタイルとは異なり、体のどの部分を攻撃しても良いスタイルだ。森陽保監督は「自信を持ってやってほしい。必ずそれがいい結果に出てくると確信している」と選手に期待をかける。

[石田聖、小松錦葵]

試合後のコメント 
森監督
――グレコローマンスタイルの結果をどう受け止めていらっしゃいますか。
 「本学では専門でやっているスタイルではないんですけど、決してやり方がフリースタイルで通用しないわけではないので両スタイル出ることにしました。その中で5人の選手がベスト8というのは一定の成果が出たんじゃないかと。普段やってないスタイルでもそこまで出せる力がついた、やってきた事は間違ってなかったと理解できる状況です」

岩井
――最後のインカレにかける思いを教えてください。
 「この前の選手権(東日本学生春季選手権)では1回戦で負けて3位で、そのリベンジとして決勝まではいきたいなというふうに考えていました」

――準決勝を振り返っていかがでしたか。
 「最初は点が取れたんですけど相手のペースにのまれて。展開が結構早くて自分もそれに合わせて展開を早くしてしまって、技をかけなくていい時にかけてしまいました。相手が立って上に乗ってきた時はもう『あっ』と思ったんですけど、相手の力で結構固められて下を向くスキもなかったです」