
リーグ戦開幕! 王者の勢い止められず黒星発進/関東大学1部リーグ戦
ついに関東大学1部リーグ戦が幕を開けた。初戦の相手は今春の関東大学選手権で連覇を達成した強豪・日体大。明大は試合序盤から攻守ともにギアを上げ、第1Qはリードする展開に。しかし第2Qからは相手が息を吹き返し、一気に点差を離される。後半で点差を縮めたい明大だったが、相手の鍛えられた堅守速攻にかなわず敗北。リーグ初戦は黒星を喫した。
◆8・24〜11・3 第100回関東大学バスケットボールリーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)
▼8・24対日体大戦(日体大世田谷キャンパス)
明大61{20―17、8―24、15―27、18―26}94日体大○
スターターは、PG平松克樹(情コミ4=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経4=仙台大明成)、SF武藤俊太朗(政経2=開志国際)、PF小河原幹太(営4=八千代松蔭)、PF伊藤治輝(政経4=桐光学園)。
メンバーもそろい万全の状態で挑んだリーグ初戦。第1Q、明大は攻守ともにいいリズムで流れを作った。ディフェンスでは、相手のビッグマンに対するファールのタイミングやヘルプディフェンスが上手く機能し、簡単に得点を許さなかった。オフェンスでも、伊藤や塚田大聖(政経2=土浦日大)といったインサイド陣が積極的に外からのシュートを狙い、得点を積み重ね、リードする展開を演出した。しかし、第2Qでは相手の勢いを止めることができなかった。相手の堅いディフェンスが効き、苦しい体勢からのシュートが多くなった。第2Qはわずか8得点にとどまり、前半を13点ビハインドで終える。
後半、自分たちのバスケットをして流れを引き寄せたい明大は、前半まで無得点に抑え込まれていた武藤の連続得点や針間大知(情コミ3=福岡大大濠)の3Pシュートなどで奮闘するも、相手の得意とするファストブレイクポイントや留学生のインサイドでの得点を抑えることができず敗戦。課題の残る一戦となった。
「リーグ戦は得失点差もあるので、もうちょっと最後に点差を縮めるくらいの勢いを出せたらと反省している」(伊藤)と、反省点が多く見つかった今試合。初戦で感じたことを次戦でどのように修正し、どのようなバスケットを繰り広げるのか、期待がかかる。
[平良有梨奈]
試合後のコメント
平松
――リーグ戦初戦ということでチームメイトにどんな言葉をかけましたか。
「やっぱり22試合リーグはあって、去年自分たちは9連敗したんですけど、そういうシチュエーションになるかもしれないし、もしかしたら逆に連勝するっていう形になるかもしれないし、その中でもヘッドダウンしないで自分たちのバスケットを22試合通してやり続けていこうっていう話をして今日入りました」
――リーグ戦までの期間でチームとしてどのようなところを強化していましたか。
「例えばディフェンスのポジショニングだったり、今までよりも少し細かいところっていうのを意識しながら練習していました」
伊藤
――1クォーターで留学生を抑えることができた要因っていうのはどんなところにありますか。
「対策としてダブルチームとかだったり、5番のポジション選手がファールしてでも止めるっていうのは練習からやってたので、 そこを意識してできていたのでよかったのかなって思います」
――今回試合を見てて以前よりもチームとしての3Pシュートが多くなったと思うんですけど、そういったところで何かチームの意識づけなどありましたか。
「今年はサイズはあるんですけど、どうしてもやっぱり相手の留学生とかに比べたら劣ってしまうっていう部分があるんで、 ゴール下に入っていってブロックされるよりは、自分たちはスリーポイント打って、相手より多く決めて、 相手より多く打つっていうのを意識してやってるんで、練習からスリーポイントの数は多くしようっていうのは言ってます」
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