
(3) 本学のエースが表彰台へ・下司尚也
今大会で自身初となる表彰台に上った下司尚也(政経2)。もはや本学クロスカントリー部門のエースといっても過言ではない。スプリント3位入賞など輝かしい成績を残したのも「夏からストイックに練習をし続けてきた成果」と語った。惜しまずに努力をすることで得た確かな入賞。これにより本学のクロスカントリー部門にまたひとつ新たな歴史が刻まれた。
下司は現地入りをしてから、調整不足からくる不振に悩まされていた。思い描く走りのイメージに体がついていかないストレスを抱え、焦りを感じていた。しかし、様々な不安を振り払うかのように、大会2日目となる10kmクラシカルで10位入賞を遂げる。この10位入賞という結果で本学は初得点を獲得。順調な滑り出しとはいえ、レース展開は下司にとって厳しいものであった。「歩くかもしれなかった」。自らの体力の限界にも果敢に挑んだ下司。「雪質に合わせるのが大変だった。ギリギリまでワックスを試していた」とレースを振り返った。「今日の疲れを残さないようにしたい。切り替えが大事」とクラシカル入賞という成績を残すも、後日にレースを残していたためか表情に満足の色はうかがえなかった。
下司は現地入りをしてから、調整不足からくる不振に悩まされていた。思い描く走りのイメージに体がついていかないストレスを抱え、焦りを感じていた。しかし、様々な不安を振り払うかのように、大会2日目となる10kmクラシカルで10位入賞を遂げる。この10位入賞という結果で本学は初得点を獲得。順調な滑り出しとはいえ、レース展開は下司にとって厳しいものであった。「歩くかもしれなかった」。自らの体力の限界にも果敢に挑んだ下司。「雪質に合わせるのが大変だった。ギリギリまでワックスを試していた」とレースを振り返った。「今日の疲れを残さないようにしたい。切り替えが大事」とクラシカル入賞という成績を残すも、後日にレースを残していたためか表情に満足の色はうかがえなかった。
翌日行われた1.3kmフリースプリント。このレースで下司は素晴らしい活躍を見せた。この日は朝から雪が降り続き、時折ふぶきにもなる悪天候。この悪天候の中とはいえ、下司は自らの力を出し惜しむことはなかった。「1レースを全力で」。その思いのもと、予選から力強い走りを見せた結果、3位で予選を通過。決勝へと進出した。
「予選突破できてこれはいける、と思った」。この自信は確信へと変わる。ふぶきが強くなっていく一方の妙高高原クロスカントリーコース。しかし、決勝に向かう下司は一人ではなかった。「周囲のサポートも大きかった」。全部員が下司の走りを祈るように見守っていた。根気強さを最後まで見せ、決勝に進めなかった他の部員の分まで走りぬく。そして、3位入賞という快挙を成し遂げた。レースを終え、表彰台に上る下司に安堵の表情が見えた。
クロスカントリー部門の躍進、中でも下司の活躍はめざましい。それは、「下司だけだと思われたくない」(水口・政経2)と他のクロスカントリー部門の部員へもいい刺激になっている。「4年生が抜けたら引っぱっていきたい」。現在は4年生部員も引退し、クロスカントリー部門における最上級生は2年生になった。決意を新たに、下司の勢いはこれからも増し続けていくだろう。
◆下司尚也 げしなおや 政経2 和寒高出 179cm 69kg
関連記事
RELATED ENTRIES