インカレ直前特集2024(4)トラック班インタビュー!/片岡・渡部編

2024.08.22

 いよいよ全日本大学対抗選手権(インカレ)が始まる。昨年度、明大は目標としていた男子総合3位を達成。今年度は、大学自転車競技界の頂きへ。明大自転車部の活躍に期待したい。

 第4回はトラック班のインタビュー記事です。大会に向けての意気込みを語っていただきました。(取材は8月9日に行ったものです)

片岡遼真(法4=福井県立科学技術)
出場予定種目:オムニアム、マディソン、チーム・パシュート
――今シーズンここまで振り返っていかがですか。
 「優勝してジャージを着るということを目標にしていた5月の国際トラック大会で、しっかり成績を残すことができ、個人戦も思ったようなイメージで走れていたので、シーズン始まってから調子良く来ることができていると思います」

――副将として成長した部分を教えてください。
 「人前に立って話したりする機会が増えたのですが、少しずつそれに慣れてきました。自分で練習メニューを考えたりというところの面でも、みんなの足りないところであったり、自分が足りないところであったりを考える力というのはついたかなと思います」

――昨年度に比べて変化した部分はありますか。
 「団体種目だけで言ったら先輩方がいなくなったのは大きいですが、そこを補って練習していこうというのをずっと考えています。新たなメニューや、新たな練習方法を取り入れています」

――学連では最後の大会となります。
 「団体種目でしっかり表彰台に乗り勢いをつけ、個人種目のオムニアムで優勝目指して最後まで走っていきたいと思います」

――インカレ前合宿では何を行いましたか。
 「あまり体調が良くないところもあって、思うように全日程参加することはできませんでしたが、今までやってきた練習を短時間で高強度の練習をしていくことを意識して合宿してきました」

――今大会で注目してほしいポイントはどこですか。
 「自分が出場するオムニアムの種目を注目してほしいです。4種目あるうちの前半の3種目を特に注目して見てほしいです」

――不安要素はありますか。
 「4年で大学生活最後の大会で同期の強い人がたくさんいたり、後輩でも強い人がいたりするので、そういう人に対してどこまで食らいついていけるかという不安はありますが、なるべくそのような不安を減らして、不安よりも自信が増せるようにこれから頑張りたいです」

――今大会へ向けた意気込みをお願いします。
 「チームとしては、直近で最高の成績である総合3位というのを上回れるようにロード班ともトラック班とも、しっかり団結して頑張っていきたいです。個人としては、団抜き(チーム・パシュート)とオムニアムで表彰台にどっちも乗れるようにしていきたいです」

渡部春雅(政経4=駒大高)
出場予定種目:3キロインディヴィデュアル・パシュート、オムニアム、ロード
――インカレを直前に控えた現在の心境を教えてください。
 「今は乗り込みもしていて少しずつ調子も上がってきているので、いい状態で臨むことができると思います」

――今年度ここまで出場した大会では結果を残してきましたが、今シーズンのレースを振り返っていかがですか。
 「満足のいく結果とそうでない結果の両方ともあったので、 インカレでは満足のいく結果で終われるようにしたいと思います」

――具体的に満足のいった大会といかなかった大会を教えてください。
 「学生個人タイムトライアルは差をつけて勝つことができましたし、先日の個人戦トラックの3キロ(インディヴィデュアル・パシュート)もベストタイムが出たので、それは良かったかなと思いますが、 個人戦ロードやポイントレースでは少し悔しい結果に終わってしまったので、そのような面はしっかり改善してインカレに臨みたいと思います」

――トラックでは昨年度優勝した2種目での出場になりますが、昨年度の振り返りと今年度の展望を教えてください。
 「昨年は2種目とも満足の行く最高の結果で終われました。今年は最後のインカレになるので今年も狙っていきたいですが、 他大学の有力な選手やオリンピックに出るような選手も出場するので、そのような選手にしっかり食らいついていけるようにこれから調子上げていきたいと思います」

――昨年度から今シーズンにかけて何か力入れて取り組んできた部分はありますか。
 「自転車の長い距離の乗り込みを多くしたり、ウエイトトレーニングを取り入れたりしました」

――昨年度のインカレはロード2位。レースを振り返っていかがですか。
 「昨年は自転車から離れる時間も長く、インカレロードにしっかり調子を合わせて来ることができなかったので、2位という結果は満足するような感じでしたが、今年はしっかり狙っていきたいです」

――普段、ロードの練習はどのように行っていますか。
 「普段は知り合いの男子選手と一緒に予定合わせて走ったり、他大学の選手と一緒に走ったりするなど、色々な人と走るようにしています。」

――ロードに向け、力を入れて取り組んできた部分を教えてください。
 「コースがかなり上り坂の多いコースなので、最近は平たんな道だけでなく、上り坂の練習も取り入れ、最後の最後でも力尽きないような持久力を意識してきました」

――トラック、ロード両方でインカレへ向けた意気込み
 「インカレ最後の年なので、残り少ない日数でいろんな人にアドバイスをもらいながら、しっかり準備してやっていきたいと思います」

――2選手とも、ありがとうございました!

◆文部科学大臣杯 第79回全日本大学対抗選手権◆
トラック:8月23日~25日(TIPSTAR DOME CHIBA 250m)
ロード:9月1日(長野県大町市美麻地区 公道周回コース 1周13.4km)