明大勢トップは武藤! 今後に弾みをつける一戦に/関東学生個人選手権本選

2024.08.21

 全日本学生個人選手権(インカレ)の出場権が懸かる関東学生個人選手権本選。大会2日目にはRC(リカーブ)男子の部が行われた。明大からは予選を勝ち抜いた8人が出場し、武藤圭(法3=明大中野)が599点で36位に入った。

◆8・20~21 関東学生個人選手権本選(夢の島公園アーチェリー場)
▼リカーブ:70メートルラウンド 男子の部
 武藤――36位・599点
 泉水――55位・587点
 大場――64位・578点
 山本――64位・578点
 瀧本――69位・575点
 大澤――79位・568点
 片岡――82位・566点
 杉山――112位・511点

 会場のコンディションも1日目とは異なり、前半から風が吹く場面もあった。武藤は前半の1エンド目で矢が左側に飛んでいたことを踏まえ、2エンド目から修正し「右を狙って射って真ん中に当てることができた」とスコアを伸ばしていく。前半を26位、スコア306点で折り返した。しかし「矢が真っすぐ飛ぶようになって、そこで少し分からなくなった」と後半で伸び悩む。最終的に目標としていたスコアには届かなかったものの「今日は最初の方から手首が痛かったり、肩が痛かったり調子が良くなかった。風もあまり読めなかった中で点数は出た方」と前向きに振り返った。決勝ラウンドに進める32位以内に入ることはできなかったが、結果は明大勢の中でトップの36位。インカレ出場の可能性が残された。

 出場した中で唯一4年生だった泉水俊亮(法4=桐光学園)は練習があまりできていない中での試合にとなった。前半で「1本射つのに(時間が)長くなってしまった」ことを踏まえ、「負担を少なくするために、同じリズムで射つことを意識した」と後半では安定した行射を披露。順調に得点を重ね、587点を記録。「自分的にはいい結果が出せたかなと思う」と振り返り、収穫の一戦となった。泉水は試合後「今月末のインカレフィールド(全日本学生フィールド選手権)に向けて調整していきたい」と意気込み、次戦を見据えている。

 アーチェリー部は22日から合宿が行われる。「インカレに出られそうなので、合宿で調整をしたい」(武藤)。今大会に出場した選手たちにとっては自身の課題と向き合い、さらなる成長へとつながる機会になるはずだ。

[堀口心遥]

試合後のコメント
泉水
――試合を振り返っていかがですか。
 「自分は4年生なので今年で最後なんですけど、あまり練習ができてない中で結構自分的にはいい結果が出せたかなと思います」

――調子が良かったエンドはありますか。
 「特になくて、だいたい同じくらいでできていました」

武藤
――今日に向けてどのような練習をしてきましたか。
 「ひたすら射つだけだったんですけど、あとは試合に参加して試合慣れしてという感じでした」

――次戦に向けて意気込みをお願いします。
 「インカレには出られそうなので、それまでに明日から合宿もあるので合宿で調整をしたいです。あとはインカレまでも試合がいくつかあるので、そこで試合をもっと経験数踏んで、慣れていきたいなと思います」

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