勝川が26位でインカレに望みつなげる/関東学生個人選手権本選

2024.08.21

 全日本学生個人選手権(インカレ)の出場権を懸けた関東学生個人選手権本選(本選)が開幕した。大会1日目に行われたRC(リカーブ)女子の部に明大からは予選を勝ち抜いた5人が出場。今大会では競技前半と後半でそれぞれ6エンド行射し、計72射の合計得点で順位を競う。勝川茉矢(情コミ3=明大八王子)が26位につけ、569点を記録した。

◆8・20~21 関東学生個人選手権本選(夢の島公園アーチェリー場)
▼リカーブ:70メートルラウンド 女子の部
 勝川――26位・569点
 中島――47位・538点
 畠山――77位・488点
 小川――79位・485点
 木村――84位・482点

 強い日差しに照らされる中で行われた今試合。前半は風も少なく会場のコンディションに恵まれた。前半の2エンド目が終了した時点で35位につけた勝川は「(前半の)4、5、6エンドは自分の今できるベストの射形ができた」と順位を上げ、21位で前半を折り返す。迎えた後半で風が吹き始めたものの、安定した行射で30位以内を維持。最終的には26位となり「ここ最近練習でも試合でもあまり当たっていなくて、しんどい状況が続いていた。ここ数日で解決の糸口が見えてきた中での試合だったので少し不安だったが、前半すごくいいスタートができて満足のいく試合だった」と振り返った。勝川はトーナメント形式で行われる決勝ラウンドに進み、1回戦で勝利。続く2回戦で敗北しベスト8入りとはならなかった。

 関東学生個人選手権予選(予選)で明大勢トップの成績を残した中島梨々香(商3=国学院)は悔しさをにじませた。「(大会)直前まで行っていた遠征の疲れがたまっていた。射形も変えたので、その対応がまだできていなくて今日は思うように射てなかった」。それでも「前半も後半も6エンド目は一番高い点数を出せていたので、最後まで気持ちを強く持って射てたのは良かった」と収穫もあった。順位を大幅に上げることはかなわなかったが、試合を通して40位台をキープ。明大勢の中では2位となる538点を記録した。

 インカレの出場権は各ブロックの大会で記録された得点によって選考される。上位に入った勝川をはじめ今大会に出場した選手たちは、それぞれが感じた手応えと収穫を糧に来たる試合での飛躍を目指す。

[堀口心遥]

試合後のコメント
勝川
――昨年度も本選に出場されていましたが、成長したと思う点を教えてください。
 「昨年度は2年生ということもあって、(試合に)出させてもらえたなという気持ちで臨んでいたところはあったんですけど、今回は上級生として後輩と一緒にこの試合に臨んでいるというところもあって、先輩らしい姿というかかっこいい姿を見せられるように(意識していました)。ある程度点数が出て、コーチ陣からも注目されるようになったので明治の名に恥じないようにという気持ちで臨みました」

――試合を通して収穫はありますか。
 「1週間前くらいまでかなり不調で、今やっと(結果が)出るようになったので、今の射形と前の射形を比べてどう違うのかというのをもう一回研究し直そうかなと思います」

中島
――射形を変えたきっかけを教えてください。
 「遠征先で出会った方に指導されて、それで変えようと思いました」

――試合を通して見つかった課題はありますか。
 「射形の安定性がまだまだ全然ないので、新しい射形に慣れるためにもっと練習しないといけないなと痛感しました」

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