試合の流れつかめず2部降格/関東学生1部・2部入替戦

1999.01.01
 夢にまで見た舞台・1部での戦いを0勝5敗で終え、約10日。本学は、2部優勝校・専大に10点差をつけられ敗戦し、2部降格が決定した。

 3人対3人の総当り、計9試合で行われるリーグ戦。「団体戦の怖さが出た戦いだったね」(高橋コーチ)。共に相手の出方をうかがいながら、序盤5試合はロースコアで推移する。試合が動いたのは6試合目。相手のエースと、本学で最もエペを得意とする東(営2)が激突した試合だった。アグレッシブに攻めてくる相手に対し、思うように攻撃を仕掛けられない東。試合終了後、点差は7対8から10対15へと広がっていた。「1点ビハインドで6戦目に入ったことで、相手のエースが東に対して思い切り攻めることができたんだよ」(高橋コーチ)。実力が拮抗していただけに、試合の‘流れ’をつかめるかつかめないかの差が大きく出た試合となった。
 「個人戦もある秋の関カレへ向けて、1部とか2部ではなく一人の選手として技を磨いていく必要がある」(井原監督)。1部で、そして入替戦で、選手達は自分のフェンシングが通用しない厳しい現実に直面した。ただ、2部で最下位争いをしていた一昨年までは、そうした現実と顔を向き合わせることさえなかった。フェンシング部は、一歩一歩着実に階段を上ってきている。