
個人戦の集大成も 悔いの残る結果に/全日本学生選手権
6月30日に行われた個人戦男子の日本一を決める全日本学生選手権(全日本)。明大からは2人が出場し、三宅康太郎副将(法4=福岡大大濠)が3回戦敗退、中村翔太郎主将(政経4=敦賀)が2回戦敗退となった。
◆6・30 第72回全日本学生選手権(武蔵野の森総合スポーツプラザ)
▼三宅――3回戦敗退
中村――2回戦敗退
3年連続で全日本出場となった三宅。1回戦を勝ち進むと、2回戦では「最初様子を見ようと思ってやっていて、途中でいい技が打てた」と相手のスキを突き、コテで一本を決めた。迎えた3回戦、相手に苦戦を強いられる。一進一退の攻防の末「中途半端にいったところを打たれた」。メンを取られ、3回戦で姿を消す形に。試合後には「打たれるなら思い切っていったら良かったなと思っているので、不完全燃焼で終わってしまった」と個人戦の節目となった一戦に悔しさをにじませた。

4年生にして全日本初出場となった中村は「最初で最後の全日本だったので、とても緊張した。1試合目から動けるかどうか不安だなというのがずっとあった」。そんな中、1回戦では相手の様子をうかがい、落ち着いて技を出す。コテで一本を取り勝利した。続く2回戦、コテで一本を先取する。しかし相手のメンを食らい追い付かれると、さらに一本を取られ敗戦。「実力というか気持ちの問題というところが(勝ち切れなかった)一番の原因。そこが自分の弱さだと感じた」と振り返った。
「個人戦で負けてしまったので、団体戦悔しさをぶつけて優勝できるように頑張りたい」(三宅)。4年生の2人にとって個人戦は最後の大会となったが、9月8日には関東学生優勝大会が行われる。今大会の悔しさは秋の団体戦につながるはずだ。
[堀口心遥]
試合後のコメント
中村
――個人戦は今大会で節目になると思いますが、4年間振り返っていかがですか。
「悔いの残る大会でもあったんですけど、4年目にして初めて(全日本に)出られたというのは思い出にも残る大会だったなと思いました」
――団体戦に向けて、主将としてどのようなことを意識していますか。
「他大学と比べて自分たちは力があるチームではないので、どこに重点を置いてやるかというのをこれから考えていかないといけないですし、率先して努力してチームを引っ張るということを意識してやっていきたいなと思います」
三宅
――全日本に向けてどのような準備をしてきましたか。
「特に変わったことはせずに、いつも通り練習して臨もうと思ってやってきました」
――大会を総括していかがですか。
「あまり納得のいく結果ではなくて、最後だったのでもっと上位にいきたかったなと思っています。入賞、そして優勝を目指していたんですけど、途中で負けてしまってすごく悔しい気持ちです」
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