内藤がベスト8で敢闘賞 門田はベスト16入り/全日本女子学生選手権

2024.08.18

 6月29日に行われた個人戦女子の日本一を決める全日本女子学生選手権(全日本)。明大からは5人が出場し、内藤美心副将(商4=五泉)がベスト8、門田理佳(政経1=中村学園女子)がベスト16入りを果たした。

◆6・29 第58回全日本女子学生選手権(武蔵野の森総合スポーツプラザ)
▼内藤――ベスト8
 門田――ベスト16
 北井――2回戦敗退
 竹町――1回戦敗退
 奥――1回戦敗退

 「最初で最後の全日本だったので、楽しく試合ができればいいなと思った」(内藤)。4年生で初の全日本出場となった内藤は3回戦まで駒を進めた。続く4回戦では「普段の練習や仲間の強さを借りて自信を持って臨むことができた」とメンを決め、ベスト8入りをつかみ取る。しかし迎えたベスト4入りが懸かる一戦で惜しくもコテを食らい敗北。それでも「最後は引いたところではなくて、前に出たところを打たれた。次につながるような打たれ方だったので全日本の団体戦(全日本女子学生優勝大会)に向けて、またみんなで頑張って行きたいなと思える試合だった」と振り返り、次の大会に向けて意気込んだ。試合後には今大会の成績を踏まえ、内藤に敢闘賞が贈られた。

(写真:竹刀を構える門田)

 1年生ながら関東女子学生選手権(関東)で3位に入賞した門田。「とても緊張して1試合目からがちがちだったが、応援してくださるチームメートがいたので自分の剣道ができた」。3回戦では延長戦にもつれるも「集中力を切らさずにできた」と勝負強さが光り、メンで一本を取る。だがベスト8入りが決まる4回戦ではメンを取られ敗戦。「少し(相手を)見過ぎてしまった。強気でいこうと思っていたが緊張もあって思うようにいかなかった」。目標としていた優勝には届かなかったものの、結果はベスト16と好成績。試合後には「また全国の舞台に戻ってこられるように頑張りたい」と今後の大会を見据えた。

 2年連続の出場となった北井沙樹(商3=淑徳巣鴨)は1回戦で勝利するも2回戦で敗退。全日本初出場の竹町知聡(国際3=八代白百合)と奥日菜乃(政経2=明豊)は、延長戦で粘り強い攻防を見せたが1回戦で敗退となった。

 次なる舞台は9月21日に行われる関東女子学生優勝大会。「個人戦の試合を振り返って一からチームを盛り上げて頑張っていきたい」(内藤)。今大会の収穫を糧に目指すは関東王者だ。

[堀口心遥]

試合後のコメント
内藤
――関東から今大会に向けてどのような準備をしてきましたか。
 「関東の時はなかなか自分の技が出し切れなくて相手の打ちの強さで負けてしまったので、全日本では相手よりも打つ本数を増やせるように練習してきました」

――個人戦の4年間を振り返っていかがですか。
 「1年生から3年生の時に個人戦で出られなくてすごく悔しい思いをした分こうやって全日本で、みんなで力を合わせたり自分の悔しい思いをぶつけられた試合になったなと思います。なので後悔はないです」

門田
――大会を総括していかがですか。
 「緊張もあったんですけど、全国の舞台で楽しんで試合をすることができたので良かったと思います」

――大学4年間の目標を教えてください。
 「団体も個人も日本一になれるように頑張ります」