ペア紹介 vol.2
『冷静と情熱の融合』
ヨット部のペアを紹介する連載企画。2回目はスナイプ級の加茂(法4・写真左)・野本(理工3・写真右)ペアです。
春の関東インカレで秋シーズンに向けての課題を見つけた明治。このペアも自分たちの弱点克服を目指し、日々トレーニングに励んでいる。
二人揃って口にする課題は「強風の時の戦い方」。共に体重が軽いため、船を操縦することに多くの体力を奪われてしまい、走りに集中することができない。「(強風の戦い方は)レースや練習で多くの経験を積むことが大事」(加茂)と社会人も出場する大会にも積極的に参加している。
先ごろ、江ノ島で開催された江ノ島スナイプで50艇中堂々の3位入賞。「自分達の力以上のものが出せたが、(自分達が)得意とする微風だったので…」(野本)と決しておごることはない。部員全員の目標である大学日本一。今秋、本番の全日本インカレが行われる場所が江ノ島ということもあり、これからも積極的に大会に出場しレース勘を磨いていく。
互いを「オールラウンドにコースがひける。コースの面では信頼している」(加茂)、「すごくヨットの知識がある。吸収していきたい」(野本)と意識している二人。ヨットの舵取り役・スキッパーの加茂とコース戦略役・クルーの野本はお互いの役割を果たすことに集中している。それは相方を信頼しているという証し。「(野本が)熱くなっているときは、自分が冷静にさせている」と笑う加茂と「あうんの呼吸でレースができるようになりたい」と語る野本。静と動が同居するペアはさらなる高みを目指す。
「最後のシーズンだし結果を残したい。そのためには今からやれることをやれるだけやりたい」(加茂)。「ペアを組んでまだ浅いが、レースでも練習でも細かいことを意識してやっていきたい」(野本)。高い目標を自ら持ち、現実をしっかり把握し練習に取り組む。強風という最大の敵を味方につけた時、このペアに死角はない。
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