菊地が優勝 新人グレコ制す/東日本学生春季選手権

2024.07.23

 7月8〜11日、駒沢屋内球技場にて東日本学生春季選手権が開催。大会1日目と2日目は新人戦が行われ、新人戦グレコローマンスタイルでは菊地一瑳(政経2=埼玉栄)が優勝を果たした。

◆7・8~10 東日本学生春季選手権 (駒沢屋内球技場)
[新人選手権男子グレコローマンスタイル]
▼60キロ級
小川――1回戦敗退
國年――準々決勝敗退
▼63キロ級
角本――2回戦敗退 
▼72キロ級
和田――1回戦敗退 
▼77キロ級
加藤――3位
森――1回戦敗退
▼82キロ級
瀬能――1回戦敗退
▼97キロ級
菊地――優勝

[新人選手権男子フリースタイル]
▼男子57キロ級
小川――2回戦敗退
▼男子61キロ級
角本――3回戦敗退
小山内――1回戦敗退
▼男子65キロ級
曽野――3回戦敗退
高塚――3回戦敗退
三島――2回戦敗退
▼男子74キロ級
和田――1回戦敗退
▼男子79キロ級
森――1回戦敗退
▼男子86キロ級
瀬能――1回戦敗退

 7月8〜11日、駒沢屋内球技場にて東日本学生春季選手権が幕を開けた。初日は菊地が1、2年生のみが出場権を有する新人戦男子グレコローマンスタイルに出場し、97キロ級で優勝を果たした。決勝戦では甲斐(国士大)と対戦。菊地はパッシブからのローリングで3点リードして前半を折り返す。後半にも場外で1点を加えると、終盤には豪快な投げ技で4点を獲得。最終スコア、8-1と圧倒して優勝を収めた。菊地は決勝戦の勝因を「相手が差してきた時に、自分の方が先に技を仕掛けて点を取れたこと」と笑顔で振り返った。

 2日目は新人戦男子フリースタイルが行われた。優勝候補の曽野壱晟(文2=いなべ総合)は2回戦を圧巻のテクニカルスペリオリティ勝ちを収め、3回戦へと駒を進めた。迎えた3回戦は内田(山梨学大)と対戦。開始1分35秒過ぎに足を取られ、そのままローリングで一気に6点を奪われてしまう。そしてこの時不運にも足を負傷。試合続行を選択したが、直後に4点を奪われテクニカルスペリオリティ負け。「優勝してほしいとみんなに言われていたので、期待に応えられなかったのが悔しい」と目標には届かなかった一方で、次戦の全日本学生選手権(インカレ)に向けて気持ちを切り替え、前を向いた。

[石田聖、末吉祐貴]

試合後のコメント

森陽保監督
――新人戦を振り返っていかがですか。
 「菊地に関しては、準々決勝と準決勝が一つのヤマ場だと本人も言っていました。そこを大差で勝つことができて、精神的にもいい形で決勝に臨むことができたのかなと思います。2日目の結果が振るわなかったのは他大学と比較して、フィジカル面や筋力面を含めた体力差が少し現れていたのかなと思います。夏休みを有効活用して、強化してインカレの方につなげたいなと思います。」

菊地
――大会初日を通じての感想を振り返ってください。
 「グラウンドでまずやらなかったです。普段グラウンドは部の人には取られているので、 そこを意識して絶対ポイントをやらないようにして、守れたのは良かったと思っています」

――決勝戦で意識したことを教えてください。
 「相手は投げがうまいので、相手の投げを警戒しながら自分が先に仕掛けることを意識してやりました」

――反省点を教えてください。
 「上半身だけで戦ってしまい、下半身があんま付いてきてなかったことは悪い部分がちょっと出ていたなと思います」

曽野
――2回戦は圧巻の勝利でした。
 「密着して押してくる相手で、グラウンドには自信があったので、足取りに行けば点取れるかなと思っていました」

――今後の強化ポイントを教えてください。
「まずはちゃんとケガを直して練習することなんですけど、技術的なことを言うと取り切らなきゃいけないところでしっかり取り切ることが大事かなと思います」