
勝利ならずも多くの収穫/法大対明大定期大会
74回目の法大対明大定期大会が開催された。男子3000メートルでは、多くの選手が自己ベストを更新。また、男子100メートルに出場した竹尾拓真(農3=明星学園)が10秒53の記録で今大会の敢闘賞を獲得した。法大に敗北こそ喫したものの、今後に向け飛躍を誓う結果となった。
◆7・14 第74回法大対明大定期大会(法大陸上競技場)
▼明大――2位 52点
▼男子3000メートル
2位 吉川 8分3秒63
4位 新井 8分8秒05
5位 乙守 8分14秒49
▼男子1500メートル
1位 野川 3分51秒05
3位 増子 3分53秒83
6位 鬼塚 4分8秒65
▼男子100メートル
1位 竹尾 10秒53
4位 松下 10秒74
7位 南 11秒00
▼男子砲丸投
4位 鷹羽 9m47
5位 上新 8m70
6位 小林 7m94
▼男子走幅跳
4位 竹内 6m 77
▼男子400メートル
2位 佐田 47秒79
4位 平岡 48秒32
6位 荒澤 49秒20
▼男子4×100メートルR
2位 松下、竹尾、佐田、南 40秒97
最初に行われたのは男子対校3000メートル。出場した吉川響(文3=世羅)は、スタート直後から先頭争いを繰り広げ、2位に。「自己ベストを出せたのは良かったが、最後のスパートで勝ち切れなかったのが課題」とレースを振り返った。また、新井晴文(法4=国学院久我山)、乙守勇志(政経2=大阪)のほか、オープン参加で出場した選手の多くも自己ベストを更新し、収穫のあるレースとなった。男子対校1500メートルには野川元希(営1=私立愛知)、増子風希(政経1=学法石川)、鬼塚大翔(政経2=学法石川)が出場。野川と増子は積極的な走りで先頭を争う。結果、野川、増子の順に1位、3位でフィニッシュし、ルーキーの活躍が光った。男子対校100メートルでは竹尾が10秒53の走りを見せ、トップでゴールを駆け抜ける。「日本学生対校選手権のA標準のタイムを切ることができなくて悔しい」という言葉もあったが、見事敢闘賞に輝いた。
男子対校砲丸投では、鷹羽柊弥(法3=盛岡四)、上新魁(政経3=明大八王子)、小林真名世(政経4=八王子)が出場し、専門ではない種目ながら健闘し明大を盛り上げる。男子対校走り幅跳びには竹内一歩(商2=高知学芸)が出場。途中からは足をつりながらの跳躍であったが、「助走からの踏切がスムーズに行えた」と手応えを感じていた。男子対校400メートルでは、平岡佳樹(営1=明大八王子)が自己ベストを更新。佐田龍昇(法3=大分東明)は2位でフィニッシュとなった。最終種目の男子4×100メートルRでは、最後まで接戦が繰り広げられるも、惜しくも敗れ2位でゴール。途中雨に見舞われる時間もあったが、最後まで戦い抜き、明大は52点を獲得した。
多くの選手が自己ベストを更新した今大会。それぞれの選手が収穫と課題を見つけることができた。法大の選手の存在は明大の選手にとってもいい刺激となったことだろう。お互い切磋琢磨(せっさたくま)し合い、鍛練の夏を乗り越え、さらなる飛躍を目指す。
[安田賢司]
※レース後のコメントは後日「紫灰復燃」にて掲載いたします。
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