創部90周年 6度目の甲子園ボウルへ/創部90周年記念式典

 今年度、創部90周年を迎えたアメリカンフットボール部。現役の幹部部員やOB・OG、多数のアメリカンフットボール関係者が一堂に会し、盛大な祝賀会が執り行われた。

◆7・14 創部90周年記念式典(明大アカデミーコモン)

 創部90周年を記念し、祝賀会が催された。部長を務める西川伸一氏による開会の辞に始まり、今年度から明大の学長に就任した上野正雄体育会会長、柳谷孝理事長らのあいさつが続く。日本アメリカンフットボール協会会長・寺田昌弘氏が競技に期待する将来像を語り、乾杯の音頭へ。美酒佳肴(びしゅかこう)とともに、歓談中には甲子園ボウル出場時の貴重映像が放映。これまでグリフィンズが歩んできた90年の歴史を、モノクロ映像で振り返った。また、会場内には故・野崎和夫監督をしのぶ展示が設置。在任期間中、4度の甲子園ボウル出場へと明大を導いた名将の旅立ちに、それぞれが思いをはせていた。

 2023年度から就任した櫻井亮監督は「1985年を最後に、甲子園球場の土を踏むことはできていない。また、学生日本一を成し遂げたことがないチームでもある。関係者の皆様で〝All Griffins〟として一体となった組織、かつ一人一人の選手に対しては、学業およびフットボールに本気で向き合い、少しでも成長して社会に出ていってほしい。そういった共通認識を持って、活動させていただいている」と話した。父母会からの部旗贈呈に期待を込めた拍手が送られ、式典もいよいよ閉幕。応援団が全力のエールを届け、グリフィンズの新たな門出を祝福した。

[松下日軌]