立大にOneTeamで勝利 接戦を制す/明大対立大対校大会

2024.07.08

 45回目の明大対立大対校大会が開催され、明大が僅差で優勝を果たした。明大の63点に対し立大は62点を獲得し、最後まで接戦を繰り広げた。

◆7・7 第45回明大対立大対校大会(セントポールズ・フィールド)
▼明大――1位 63点
▼男子3000メートル
 1位 新井 8分18秒28
 3位 鬼塚 8分32秒17
 4位 小林 8分33秒76

▼男子800メートル
 4位 村越  2分01秒71
 5位 鈴木琳 2分03秒86

▼男子400メートル
 2位 平岡 48秒37
 4位 荒澤 49秒00

▼男子100メートル
 1位 原田 10秒47
 2位 川津 10秒55

▼男子4×400メートルR
 1位 平岡、荒澤、佐田、古俣 3分15秒52

▼男子砲丸投げ
 1位 鷹羽 9m30
 3位 松木 8m64
 4位 竹尾 8m10

▼男子走幅跳
 2位 川津 6m59
 4位 佐田 6m12

 最初のトラック競技となった男子対校3000メートルでは、新井晴文(法4=国学院久我山)がレース後半に追い上げをみせ1位でフィニッシュ。「レースの前半は、集団の先頭にあまり行かなかったので、少し楽をしてしまった。それでも最後はしっかり前に出て勝ち切れた」と走りを振り返った。3位に鬼塚大翔(政経2=学法石川)、4位に小林周太郎(営2=伊賀白鳳)と続き、明大勢が快走をみせた。男子対校800メートルには、競歩部門の村越優汰主将(文4=横浜)が出場した。普段と異なる種目への挑戦となり最終順位は4位であったが、600メートル時点まで2番手を守り続け力強い走りをみせた。フィールド種目の男子対校走り幅跳びでは、川津靖生(法2=明星)が2位の好記録を残した。川津は「高校2年生の頃に幅跳びをやっていた。当時は6m20ぐらいしか飛べなかったが、今回の記録は6m59。非常にうれしい」と話し、4年越しの自己ベスト更新を喜んだ。

 最終種目の4×400メートルRは序盤から拮抗したレース展開となったが、最後は明大が競り合いを制し勝利をつかみ取った。3走を務めた佐田龍昇(法3=大分東明)は「エースの原田(真聡・文2=東京農大二)を欠いた状態でも、みんなが自分の力を発揮していい走りができた」とレースを振り返った。

 大会を通して、ブロックの垣根を越えた応援が印象的だった。「スローガンであるOneTeamが、少しずつ形になってきている」と村越主将が話すように、チーム全体の雰囲気がより良くなっている。夏合宿など厳しい鍛錬の期間が控えているが、今夏を通して明大競走部はどんな成長を遂げるのだろうか。下半期の活躍を期待せずにはいられない。

[武田隼輔]

※レース後のコメントは後日「紫灰復燃」にて掲載いたします。