1点の重みに泣いた入替戦、1部昇格ならず/関東大学リーグ戦
1セット目から本学は緊張のあまり、ミスを連発し、得意のコンビプレーがうまくいかない。そのまま法大に流れを持っていかれ、25-19でセットを先取されてしまう。しかし、2セット目で明治はアグレッシブに責め続け25-16の大差をつけてセットを奪取した。3セット目はお互い譲らないプレーでシーソーゲームが続くが、明治のミスをうまく処理した法大が一歩先に。明治は詰め寄ることができず、25-20でセットを取られてしまう。
続く4セット目。このセットを取られると夢は夢で終わってしまう。夢を現実のものとすべく明治は奮起し、村上(政経4)、佐野(裕)主将、松本(政経4)、吉田(文4)らの4年生パワーが炸裂。コンビプレー、速攻共にうまく機能し25-15で5セット目につないだ。選手達は波に乗ってこのまま1部昇格の扉を開けようと必死にボールを追いかけ、攻撃し、声を掛け合い、全員で法大と戦った。その勢いに法大はたじろぎ、ミスを重ねる。14-11。マッチポイント。チーム全員が1部に上がれる、そう思った。しかし明治は落とし穴に落ちたかのごとく土壇場でミスを重ねてしまう。どんどん縮まる点差。何とか立て直そうとする選手達を勝利の女神は見放した。法大が明治のミスを誘い、デュースを決める。そして法大のサーブをうまく攻撃に生かすことができず、まさかの逆転負け。2部残留となってしまった。
選手達は泣き崩れ、自分自身を攻め続けた。「(5セット目、マッチポイントでの)油断がこの負けを生んだ」(市川コーチ)。あと1点取れれば、あと…。敗因を挙げればキリがない。だが「この悔しさを忘れずにこれからチームを立て直し、秋に1部昇格する」(海野監督)。1点の重みを思い知らされた今試合の悔しさを、秋季リーグ戦のコートで晴らしてくれるに違いない。
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