三浦稜介2年ぶりの快挙 プロアイスホッケーチーム・レッドイーグルス北海道へ

 プロアイスホッケーチーム・レッドイーグルス北海道への加入が決まったFW三浦稜介(令6政経卒)。1年時から活躍を見せた絶対的エースがたどったプロ入りまでの軌跡を振り返る。そして、今後の展望や意気込みについてもお話を伺った。

 昨年度、副将としてチームを支えた三浦がプロアイスホッケーチーム・レッドイーグルス北海道へ加入した。明大からプロチームへの加入はDF青山大基(令4法卒・現レッドイーグルス北海道)、DF三浦大輝(令4法卒・現横浜GRITS)以来2年ぶりの快挙となる。

(写真:全日本選手権でレッドイーグルス北海道と対戦した三浦①)

 高校時代は強豪・駒大苫小牧の主将を務め、世代別日本代表にも選ばれた実績を持つ三浦。大学でも1年目から主力として活躍を見せ、初の公式戦となった関東大学リーグ戦(秋リーグ)・対大東大戦で初ゴールを記録する。その後も上位セットとしてチームに貢献し、4G1Aと期待に応えた。しかし、チームとしての優勝はかなわず。2年時にも東洋大に3冠を達成されるなど順風満帆なスタートとはならなかった。「2年目は結構メンバーもそろっていたし、優勝できると思っていた。その中で東洋大に3冠を取られたことは本当に悔しかった。なので1、2年目は悔しい思いしかない」。それでも、3年時には関東大学選手権(春リーグ)で念願の初優勝を飾ると、全日本学生選手権(インカレ)でも優勝し2冠を達成。唯一逃した秋リーグでも、大会通算ポイント数では4位を記録しベストFWと初の個人タイトルを獲得した。

写真:全日本選手権でレッドイーグルス北海道と対戦した三浦②)

 「プロになってプレーしたいという気持ちはあったが、実力的に入れるのか不安があった。最終的に決まったのは4年生になってから」。昨年度は副将としてチームを支えつつ、日本代表合宿にも参加するなど着実に実績を積み上げていたが、迷いもあったという。それでもレッドイーグルス北海道への入団の決め手となったのは「日本一のチーム、アジアリーグで優勝争いができるチームに挑戦したいという気持ち」。北海道・苫小牧市を拠点に活動するレッドイーグルス北海道は、昨年度はアジアリーグで国内4チーム中1位を獲得した強豪チーム。明大が昨年度の全日本選手権で対戦した際は0―6と力の差を見せつけられた。「チームに貢献できればもちろんいいけど、試合に出ないと始まらないので、まずは試合に出ることだけを意識してやっていきたい。試合に出られたら、しっかりポイントに絡んでリーグ優勝、プレーオフ優勝に貢献したい」。同期は、東洋大で主将を務めた中島照人をはじめ、4人の選手が入団。主力メンバーには日本代表選手も多く、熾烈(しれつ)なレギュラー争いが予測される。大学時代に積み上げた経験と、持ち前のキープ力を武器に1年目からチャンスをつかむことができるのか。三浦の新たなステージへの挑戦が幕を開けた。

[倉田泰]

(写真:全日本選手権でレッドイーグルス北海道と対戦した三浦③)

関連記事はこちらから

新人記者イチ押し選手!2020
https://meisupo.net/special/22690/

初公式戦・対大東大
https://meisupo.net/news/14111/

初個人タイトル受賞
https://meisupo.net/news/15517/

全日本選手権・対レッドイーグルス北海道
https://meisupo.net/news/16345/

4年生対談インカレ直前インタビュー
https://meisupo.net/news/16371/