関東学生選手権展望~何が何でもタイトル獲得~/関東学生選手権
チーム目標――「タイトル獲得」が至上命令!
春のリーグ戦では、優勝を至上命令とされながらもまさかの3位に終わった卓球部。「リーグ戦が終わってから練習量を増やした。やっぱりやり込まないとダメ」(平屋(慶)主将・営4)。今は「プレー領域を広げるため、フットワークを中心とした練習」(平岡監督)を行い、フィジカル面の強化を行っている。
その成果は徐々に出てきている。「今は全体的に調子が良い」(平屋(慶)主将)と、チームの調子は上向き。だからこそ、今回の関東学生では「何が何でもタイトル獲得」(平岡監督)が絶対条件となる。「ベスト4に3人明治がいても、優勝がよそでは意味がない」(平岡監督)。狙うは「優勝」の2文字のみだ。
また、今の明治は中堅層の実力を持つ選手は多くいるが、シングルスで個人タイトルを持つ選手はいない。「チームの底上げはできている。後は突き抜ける人が欲しい」(平岡監督)。8月のインカレで9年ぶりの優勝を狙う本学にとって、今大会はまさに試金石となるだろう。そのためにも、「関東学生チャンピオン」の称号を手にしたいところだ。
シングルス――水野、悲願のシングルス初タイトルに向け準備万端
シングルスでは、昨年惜しくも準優勝に終わった水野(営3)のリベンジに注目だ。もしシングルスで明治の選手が優勝すれば、2002年の並木(平16商卒)以来5年ぶりとなるだけに期待は大きい。昨年体力不足が課題として上がっていたが、「去年に比べて体力面では相当上がっている」(平岡監督)。今回から大会期間が1日増え、日程的な余裕もできた。水野のタイトル獲得に向け、不安要素はなくなりつつある。「今の明治でタイトルに一番近い存在」と平岡監督も太鼓判を押す。団体戦ではエースとして絶対的な安定感を誇る水野。後は大学3年目にして初となるシングルスのタイトル獲得を狙いたい。
ほかにも大会初出場となるルーキーの池田(法1)、軽部(営1)も好調を維持している。1年生にして上位進出なるか。二人の怖いものなしのプレーに期待したい。また石崎(政経3) は部員の誰もが推すほど現在絶好調。今まで目立った成績を残せていない彼だが、これをきっかけに躍進を果たしたい。
明治の選手がタイトルを狙う上でライバルになるのはやはり早大。全日本学生選手権・シングルス連覇中の下山をはじめ、前回関東学生シングルス覇者の久保田、前々回大会チャンピオンの時吉。全員がタイトルホルダーである4年生トリオが、優勝を狙う明治の前に立ちはだかる。関東学生シングルスでは早大が過去7年で6度の優勝。近年では「関東学生に強い早大」の流れが確立されているだけに、何とかこの流れを断ち切りたい。今春リーグ戦では早大に敗れ優勝を逃した明治。今大会でリベンジを果たして、5年ぶりの栄冠を奪還したい。
ダブルス――水野・小野組、39年ぶり大会連覇なるか!?
「ダブルスは戦国時代」(平岡監督)。本学は実に、3組ものタイトルホルダーがダブルスで出場する。前大会チャンピオンの水野・小野(商3)組、全日本学生覇者の足立(法4)・松山(政経4)組、そして新人戦優勝ペアの池田・軽部組。これら3組のペアは全員、優勝を狙える位置にいる。
特に水野・小野組は優勝すれば実に39年ぶりの「同一ペアによる関東学生ダブルス連覇」となる。しかし、裏を返せばそれだけダブルスで好成績を持続することは難しいということでもある。連覇の可能性は「小野の出来次第」(平岡監督)。リーグ戦では不調に終わった二人がどこまで建て直してくるかに注目だ。
また、足立・松山組は春季リーグ戦で不調の水野・小野組に代わり出場。関東屈指の実力を誇る下山・時吉組(早大)に勝利するなど実力は全日本級。池田・軽部組も個々のポテンシャルの高さを生かしたプレーで相手を圧倒する。果たしてこの中から誰が勝ち上がってくるのか――。目が離せない戦いとなりそうだ。
ほかのシードを見ても、特別突出した組はいない。だからこそ、一瞬の油断が勝敗を分けることになるだろう。9年ぶり単複ダブル優勝に向け、明治の「お家芸」であるダブルスのタイトルは譲れない。
☆応援に行こう!☆
【会場】
駒沢屋内球技場(7・4~5)、駒沢体育館(7・6~7)
東急田園都市線「駒沢大学駅」下車 徒歩15分
入場無料
【大会日程】
7月4日(水) 10:00~ 男女ダブルス2回戦~準々決勝
7月5日(木) 9:30~ 男女シングルス2・2回戦
7月6日(金) 9:30~ 男女シングルス3回戦~準々決勝
7月7日(土) 9:30~ 男女ダブルス準決勝・決勝
男女シングルス準決勝・決勝
ぜひ会場に足を運んで、明治の選手の活躍をその目に焼き付けよう!
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