伊藤、堂々の2種目制覇/東京都選手権2008

1999.01.01
 2日目の今日も4人が表彰台に上るなど、明治の快進撃を見せた。100m自由形では明治から2人が表彰されるなど、調子の良さをそれぞれアピールする大会となった。

 平泳ぎで昨日は5位に終わった荻島は、今日は接戦の末4位。「2分17秒2が自己ベストだが、決勝は予選より落ちて更新できなかった。次は最後の日本選手権、インカレと待っているのでチームに貢献できる泳ぎをしたい」。またこの2日間を見て「昨日、宿の風呂場でチームの雰囲気がいいよなとみんなで話していた」。一丸となって応援する姿はチームワークが改善してきていることを象徴している。
 また2日連続で表彰台に上ったのは竹内、山元、伊藤の3人だ。特に伊藤は昨日50m自由形で自己ベストを更新し、今日も自己ベストとなる49秒台を狙ったが惜しくも届かなかった。だが、名誉ある菊池杯を授与され「自分が自由形をひっぱっていくつもりで1ランク2ランク上を目指したい」と笑顔を見せた。北京へ行く切符は50mではあと0.4秒、100mでは1秒強縮めなければつかめない。残りの2ヶ月が正念場となる。

 今大会ではそれぞれ調整していない中でここまで良い結果が出たことは自信となったにちがいない。レースの中で得た課題を修正し、4月にまたステップアップした彼らを見たい。