
関西の壁高く 2年連続立命大の前に散る/全日本大学王座決定戦

準決勝の相手は、昨年度全日本学生選手権(インカレ)を制した立命大。スピード感のある攻撃に圧倒され「自分たちのやっているホッケーが完全に封じられた」(MF小林正人主将・政経4=今市)。PC(ペナルティーコーナー)も一度しか獲得できず。昨年度のリベンジとはならなかった。
全日本大学王座決定戦準決勝の相手は駿河台大に勝利した立命大。くしくも昨年度王座準決勝と同カードとなった。試合は序盤から立命大のスピーディーなドリブル、パス回しに翻弄(ほんろう)される。前半は無失点と耐え抜くも、第3Qでは計4度のPCを取られ、立て続けに2失点。第4Qではゴールに迫り、FW鈴木舞白(営2=天理)のタッチシュートが決まったかと思われたが協議の末無効に。声掛けも少なくなっていき、心身共に次第に疲労の色が濃くなる。先制されたまま試合の流れを戻すことはできず、シュートは12本、PCは7回の大差をつけられる結果に。高円宮杯日本リーグに参戦し社会人チームとの対戦経験も豊富な立命大に屈し、0―2で終えた。
3位決定戦では昨年度のインカレの同舞台で敗戦している朝日大と対戦する。「1点じゃなくてもう2点、3点と得点差をつけて勝ちたい」(DF浅川海音・商4=丹生)。準々決勝の豪雨、今日の猛暑と体力、気力共に削られていったなか〝超攻撃型ホッケー〟を発揮できるか。
[杉田凜]
試合後のコメント
新井健史監督
――戦術面において何か考えられていたことはありますか。
「特別なことはないですが、やはり向こうのプレスとか、技術の高い選手が集団でがーって囲んでくるので、なかなか自由にボールを持たせてもらえない。 やっぱその辺の差かなと思います」
小林正
――今試合は特にPCを多く取られてしまいました。
「自分たちのミスで取られていた場面も2、3回ありました。もしかしたら一人一人がプレッシャーを感じて、今まで起こらなかったミスを起こってしまったのかなと思います」
浅川
――立命大と対戦していかがでしたか。
「スピード感、技術面も僕らの何倍もうまいので、僕らは本当にワンチャンスでしっかり決め切るってことがほんと大事だったんですけど、そこのチャンスをしっかりものにできなかったのがちょっと悔しいところではありました」
MF吉田登以(商2=丹生)
――今試合の明大の良かった点や課題点を教えてください。
「良かった点は前半しっかり守り切って、後半も2点決められた後も気持ち切れずにしっかり前からみんな走ってやれたところが良かったと思います。悪かったところは、相手の方がちょっと強いみたいな気持ちが強くて、気持ちでちょっと負けている感じで前に行ってなかったので、それで相手にちょっと圧倒された感があったのが良くなかったところかなと思います」
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