4年生が引っ張った。インカレ連覇!/日本学生選手権

4年生が引っ張った。インカレ連覇!/日本学生選手権
 インカレ連覇!昨年全種目制覇の偉業を成し遂げた明治。今年度は、全日本トップクラスの実力を持っていた前スピード部門主将・宮崎今佐人氏(平16営卒・現群馬県スケート連盟)ら3人が抜け、連覇は簡単な状況ではなかったが、それでも王者は負けなかった。

 初日500mではエース・小原(政経3)が連戦の疲れからつまづき出遅れるも、2日目には平子総合主将(商4)が5000mで意地のV。初日の遅れを取り戻す。そして3日目、ここで今年度チームを引っ張り続けてきた4年生が背中で勝利への執念を見せた。1500mで、今シーズン自身初のワールドカップ代表に選ばれるなど飛躍を遂げた杉森主将(政経4)が2位に入り、団体で1位日大を逆転すると、次の10000mでは平子総合主将が最後までラップを落とさない気迫の滑りで優勝。最終日の2000mリレーへ、トップの位置で連覇を託す。「リレーで決まるから頑張ろうと思った」(小松・政経1)。迎えた最終組、明治のレース。前の組で日大が叩き出したリンク新記録を、さらにぬり変える会心の滑りでインカレ連覇を決めた。

 「チームとして優勝できたことが一番嬉しい」(杉森主将)。チームを連覇に導いた4年生。その姿は来年のチームにしっかりと伝わった。そして三連覇へ。明治の黄金時代は終わらない。