2年連続の4強入り 東海大に春のリベンジ果たす/東日本大学選手権

2024.06.26

 法大を撃破し迎えた準々決勝は春季関東大学1部リーグ戦(春リーグ)で敗れた東海大と対戦した。序盤から積極的な攻撃を展開し、セットカウント2―0とリードする。第3セットは東海大の猛攻に手が出ず大差で奪われるが、第4セットをもぎ取り2年連続のベスト4入りを果たした。

◆6・25~28 第43回東日本大学選手権(富山県総合体育センター他)

▼6・26 対東海大戦(富山県総合体育センター)
◯明大3{25-19、25-17、15-25、25-20}1東海大

<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S近藤蘭丸(文3=東福岡)、OH佐々木駿(商3=土浦日大)、MB渡邉健(政経2=日本航空)、OP黒澤孝太(政経3=明大中野)、OH岡本知也(政経4=五所川原工)、MB金田晃太朗(政経4=駿台学園)、Li磯脇侑真(政経2=東福岡)

 ベスト4を懸けた準々決勝の相手は春リーグで1―3で敗北した東海大。「チャレンジャーとして挑んだ」(渡邉)と向かっていく気持ちで序盤から4連続得点を獲得し、試合の流れをつかむ。黒澤のストレートや渡邉のクイックで終始リードを許さず、第1セットを獲得。続く第2セットも相手のミスが絡み勝利まであと1セットとした。

 このまま勝ち切りたい明大だが、第3セットは東海大の勢いにのまれ4―9と差を付けられる。中盤には大幅なメンバーチェンジを行い、流れを変えるべく奮闘するも追い付くことはできず15―25と10点差でこのセットを奪われる。重要な第4セットはサイドアウトが続き拮抗(きっこう)した展開となるが、先に走り出したのは明大。「みんな練習からレシーブにこだわってきた。試合で成果が出て良かった」(磯脇)と粘り強いレシーブで何度もつなぎ、着実に得点を積み重ねていった。24点目には「最高に気持ち良かった」と渡邉のブロックが決まり、食らいつく東海大を振り切った。

 2年連続の4強入りを決めた明大。準決勝は昨年度4冠達成の早大を下した学芸大と対戦する。決勝進出を果たせば、平成25年(2013年)以来の快挙達成となる。東日本の王者まであと2勝。熱い戦いから目が離せない。

[七海千紗]

試合後のコメント
磯脇
――ここまでの3戦を振り返っていかがですか。
 「2回戦は硬さがあって力を発揮できませんでしたが、3回戦・準々決勝は慣れてきて自分たちのバレーができるようになってきました。でも3セット目が課題でそこで気が緩んでしまう部分があるので明日以降はしっかり引き締めたいです」

渡邉
――チーム全体で春リーグよりもレシーブが良くなった印象を受けましたが、いかがですか。
 「ブロックと後ろの関係がうまくいったなと感じています。粘りでは関東1部の上位に入ると今日思いました」