無念の結果 男子クォドルプルが3位/全日本選手権

2024.06.25

 学生から社会人まで各世代のトップが集結する全日本選手権。大会4日目は、明大から五つのクルーがA決勝に出場した。男子クォドルプルは3位に滑り込み表彰台入り。しかし、その他のクルーは表彰台を逃し悔しい結果となった。

◆6・20~23 全日本選手権(海の森水上競技場)

▼軽量級女子ダブルスカル(S荒川B小松)――A決勝4位

▼女子クォドルプル(S木部3三中2大場B 兼松)――A決勝5位

▼女子舵手つきフォア(S鴇田3青山2小野寺B八塚C岡部)――A決勝6位

▼男子クォドルプル(S尾崎3岸本2佐々木静B川竹)――A決勝3位

▼男子エイト(S市川7中條6佐藤5西脇4佐々木丈3土橋2大久保B平田C高田)――B決勝3位

▼男子舵手つきフォア(S阿部3松川2佐々木剣B小笠原C鹿川)――A決勝4位

 男子クォドルプルは、前日の準決勝3位で迎えた決勝。ゴール直前まで4位だったものの、相手のミスがあり3位入賞で表彰台入りを果たした。しかし「一応メダルの順位なんですけど、やっぱり優勝目指してたので悔しい気持ちが大きい」(佐々木静基・商1=米子工)と辛酸をなめる結果に。女子軽量級ダブルスカルは、ゴール直前に追い上げたものの力及ばず4位。男子舵手つきフォアは、横並びの上位争い4クルーに絡み1500m地点までは3位だったものの、追い上げることが出来ず僅差で4位に。A決勝に出場した5組のうち1組のみが表彰台入りという苦い結果になり「全体的にはすごい満足してるわけではない」(星監督)と語るように悔しさの残る大会となった。

 秋の全日本大学選手権の前哨戦の意味合いもある今大会。大きな目標である史上初のインカレ男女総合優勝へ。「インカレは優勝できるように頑張りたい」(尾崎元輔・政経1=今治北)と意気込んでいる。さらなる成長を期待したい。
[野原千聖]

試合後のコメント
星遼監督
――試合を振り返っていかがですか。
「特にAファイナルに進出したクルーなんかはもう少しいけそうだったのになっていう感じが残ります。でももちろん頑張ってくれました」

――インカレの意気込みをお願いいたします。
「対抗種目の優勝と男女総合優勝っていうところは変わってないので、それはやっていこうかなと思います。そこに向けてどういうふうに組んでいこうかなっていうのを今回の結果踏まえて、取り組んでいきたいです」

尾崎
――3位という結果を振り返って今どのようなお気持ちですか。
「優勝には届かなかったんですけど、自分たちの中で決勝が一番納得できたというかいい感じにこげたので良かったです」

佐々木静
――会場のコンディションはいかがでしたか。
「予選、準決勝は結構な追い風でこげていたんですけど、 今日はほとんど風がない状態でした。雨っていうのはそんな気にしてなかったんですけど、風だけ気にしていました。その風がなかったので、ほんとにもう実力が出るかなっていう感じです」

川竹葉来(商2=立相可)
――今日の試合を振り返っていかがですか。

「最初から出て終盤は逃げ切って最後に離すっていうレースプランだったんですけど。やはりその他のクルーの実力が高かったので、最初あまり出られずにその相手に出られてしまって、そこからズルズルいって、最後もあげきれずに負けちゃったっていう展開だったんで、実力がはっきり出たなって思います」