
勝利まであと一歩 東農大に惜敗/関東大学2部リーグ戦
2連勝で迎えた関東大学2部リーグ戦(リーグ戦)4戦目。相手は昨年度まで1部に所属した東農大。フライ級の福留想大(商1=習志野)、バンタム級の堀太虎主将(商4=花咲徳栄)が強豪相手に意地を見せ勝利するも後が続かず。3-4で敗れた。
◆5・11~7・13 第77回関東大学2部リーグ戦(後楽園ホール)
▼6・22対東農大戦(後楽園ホール)
明大3―4東農大○
▽フライ級
◯福留(WP5―0)柏木
▽バンタム級
◯堀(WP5-0)山下
▽フェザー級
辻本(1回・RSC)藤木○
▽ライト級
石川(3回・ABD)藤田○
▽ライトウェルター級
石原(1回・ABD)高橋◯
▽ウェルター級
奥山(2回・RSC-I)八木○
▽ミドル級
◯片山(不戦勝)
先陣を切ったのは、ここまで3連勝の福留だ。序盤から距離を詰めて、格上相手に果敢に攻めていった。「自分の武器のストレートを相手にしっかり当てることができた」(福留)とボディーへのいい当たりを連発。5-0の判定勝ちを収める。続くバンタム級には、主将の堀がリングに上がった。互いにけん制し合う緊張感ある立ち上がりとなる。その後は、「相手のカウンターに合わせて、そこを攻めるようにした」(堀)と武器の左ストレートを軸に終始相手を圧倒。判定勝ちをつかんだ。明大の勝利に王手を懸ける中、フェザー級には辻本柊哉(文3=高松工芸)が登場。両者パンチを打ち合うも、ダウンを取られRSC負けを喫する。「一進一退の中でいいパンチが入ってもダウン取ってもらえないことがあって、これはもう仕方ないです」(西尾忠久監督)。続くライト級の石川凛太郎(文1=川之江)、ライトウェルター級の石原エドワード太(商3=前橋育英)ともに敗れ、試合の行方はウェルター級の奥山湧介(文3=日大山形)に託された。序盤は格上相手に接近戦に持ち込み、引けを取らない戦いを見せた。しかし「日々の練習の成果を出せていい試合をしていたが、ディフェンスの意識の差で負けてしまっていた」(西尾監督)と疲労でガードが下がったスキを突かれ、RSC負けとなった。ミドル級は不戦勝となるも、3-4での敗北が決まった。
強豪相手に引けを取らず、明大の意地を見せつけた。「東農大を追い詰めることができたことを自信にしっかり対策を立てて、最終戦をしっかり勝ち切っていきたい」(堀)。7月13日の日体大との最終戦に向け、気合は十分だ。さらなる高みへ躍進なるか。
[早坂春佑]
――試合後のコメント
西尾監督
――最終戦の日体大戦に向けて意気込みをお願いします。
「上位に食い込むために日体大に勝てるよう、死ぬ気で練習していい形で今年度のチームを締めたいと思います」
堀
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「ジャブで相手の攻めを抑えて、自分の武器の左ストレートを打ち切ることができました」
――次戦に向けての意気込みをお願いします。
「今日以上の力を出して7-0で圧倒して勝ち切っていきたいです」
福留
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「格上相手でしたが、対策してきたことを生かせて自分の展開に持ち込むことができて、良かったです」
――どういう対策をされましたか。
「体力面で負けないように過酷な練習してきました。その成果もあって、最後まで動くことができました」
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