
リーグ戦最終戦、早稲田に涙の惨敗/関東学生1部リーグ戦
先週の順位決定戦での勝利を経て5位決定戦へ駒を進めた明大は、強敵の早大相手に辛い戦いを強いられることになる。第1P、第2P、第3Pにわたり主導権を握られ、大きく差をつけられてしまい苦しい状況に追い込まれた。しかし第4Pではなんとか食らいつき、粘り強く健闘を見せた。
◇5・18〜6・16 関東学生1部リーグ戦
▽6・15 対早大戦(東京アクアティクスセンター)
明大9{2-5、1-7、2-4、4-4}20早大◯
5位決定戦の相手は、リーグ戦で既に敗北を喫している早大。第1P開始早々連続失点を許すが、ここで越智大介(理工4=明大中野)が力強いシュートを放ち初点を獲得した。その後早大に点を決められそうになるも、ここを連携プレーで見事セーブ。そのまま流れに乗った明大は、華麗なパス回しを駆使して敵を翻弄。そしてキャプテンの林大悟(営4=千葉敬愛)が素晴らしいシュートを決めた。しかしながらその後、明大は守備が緩んだ瞬間を狙われ連続得点を許してしまう。なかなか点を決められないまま2-5で第1Pは終わりを迎えた。
続く第2Pは明大にとって苦しいピリオドとなった。早大の堅固な守りに阻まれ、思うように点を奪うことができない明大。その中ペナルティースローを決められたのち連続失点を許してしまい、ラスト7秒で1年の濱口颯太朗(農1=明大中野)がナイスシュートを決めたものの3-12とリードを広げられてしまい第2Pを終えた。
第3Pで明大は果敢に攻める。越智がミドルシュートでネットを揺らして、パス回しを駆使し濱口が得点。連携プレーが光った。そして5-16で迎えた第4P、明大は底力を見せつける。まず越智が遠距離から鋭いゴールを決め、会場を沸かせた。さらに越智のミドルシュートやペナルティースローを冷静に決めたこと、筒井将登(営3=明大中野)の好ゴールにより4-4とピリオドでは同点に。早大に食らいついた。
それでも最終スコアは9-20、悔しい完敗となった。「早稲田に上手いこと術中にはめられたなっていう感じですね。 1週間前の試合では結構いい感じだったのですが、その分気も抜けてしまったところがあったので、最後の詰めのところで早稲田と明治に大きな差を生んだかなと思います」(林)と振り返る。6位で1部リーグを終えたが、次はインカレが待ち受けている。「インカレでも決勝進出を目標にやってきたので、 中大などをしっかり倒せるような準備をこの2ヶ月間ぐらいでやりたいと思います」(林)。「今回の結果などを踏まえて対策して、自分たちも苦手だったりダメだった部分は克服して、絶対に決勝進出という目標を達成したいと思います」(越智)と2人は夏に向け意気込んだ。新たな闘いに向け、明大はさらに鍛錬を積んでいく。
[菊池紗更]
試合後のコメント
林
ーー4年間のリーグ戦を振り返っていかがですか。
「1年生の頃は先輩たちが残してくれた2位という結果に続かなければという気持ちもあり、2年生の時は試合に出るようになって、いい思いや悔しい思いをしました。入れ替え戦に唯一いた3年生時は、入れ替え戦には絶対に行きたくないと思いながらプレーしました。今年に入ってから最初6連敗してしまい、入れ替え戦は回避できたのですが、少し最後は悔いが残る結果になったなと思います」
ーー後輩達に向けて、伝えたいことはありますか。
「僕らの成績を超えてほしいなと思っています。後輩たちの力もあっての結果だと思っていますが、4年生が試合に出る機会がかなり多かったので、 今あまり試合に出ていない子たちは6位っていう結果を超えるように、上位リーグへいけるように頑張ってほしいなと思います」
越智
ーー4年間のリーグ戦を振り返っていかがですか。
「長期間の試合の中でどうコンディションを整えて、どう勝てる方向に持っていくかなどの毎週のミーティング等々、そういったところがリーグ戦にしかない難しさであり、面白さなのかなと思いました。個人的には学年が上がっていくにつれ自分のできることが増えた反面、マークが厳しくなっていった中でどうするか考えることがすごく難しかったです」
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