8年ぶりの出場も、初戦敗退/オールジャパン
序盤、ブラウン(栃木ブレックス)の2mの体にぶつかり合えず、追いかける展開になった。ゴール下での支配力強力であったとはいえ、内山(政経3)や飯沼(文2)など本学もその高さを絶対的にはさせない。そして、伊与田(政経3)のディフェンスを起点に、金丸(晃・政経1)・川崎(政経2)らが反撃を見せた。しかし、栃木ブレックスのマンツーマンディフェンスを前に、ボールを運ぶことも難しくなる本学。パスミスも目立った。さらに、第2クォーター残り3分で金丸(英・商2)が4ファウルをもらう。オフェンス陣が攻めあぐねる中、立ち上がりは厳しいものになった。
終盤、ブラウンの高さがリバウンドにも顕著に見え始めた。相手のパスやドライブを防げず、逆にスティールを決められるなどして点差はますます開いていく。そして、インサイドへボールを運べない本学は、アウトサイドから攻め始めた。しかし、相手の激しいオフェンスに点差が縮まらない。そんな中、本学の金丸(晃)が5本の3Pシュートを沈め今試合28得点を挙げた。それでも、プロの猛攻と堅守を打ち破れず、初戦敗北を喫した。
現在は4年生のほとんどが引退してしまい、北向(政経4)しかいない本学。昨季は4年生が主体で戦っていたため、今回はゲームを上手に運べる選手がいなかった。「体作りには時間がかかる。やはり4、5歳上の相手とぶつかり合えば負けるのは当然、ディフェンスを強化しなければいけない」(塚本コーチ)。本学8年ぶりの挑戦は初戦敗退という苦い結果に終わった。しかし、オフの間にしなければならない課題が明確になったことは、来季に向けてのとても大きな収穫であった。
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