松尾、3度目の正直で優勝/元旦競歩

1999.01.01

 1月下旬に行われる日本選手権の前哨戦と位置づけられる今大会。松尾が優勝し、好調ぶりをアピールした。
 松尾は直前の合宿で左足の甲を痛めていたものの、レース中は「自分のペース」を意識して堅実なレース運びで2位をキープ。この状況が長く続くも、トップ
を歩いていた選手がゴール直前で失格、松尾が栄冠を手にした。過去2年間、悔しい思いをしてきただけに優勝の喜びは大きかった。
 優勝は果たしたものの、29分台の今回の記録は自己ベストからはほど遠い。「後半の失速が響いてしまった。レースを通してペースを保ち続けることが今後の課題」(遠藤監督)。
 日本選手権での活躍にも期待が懸かる。