現在北海道で合宿中の安部は、一般部の尾崎(営１)らと朝の８時から夕方の16時までゲレンデで滑り続けている。現在は自主練習に引き続き片足スキーやショートポールなどの基礎を強化。「落下しながら運動するのは難しい」と語る通り、アルペンは試合に慣れている選手たちでも失格になってしまうこともある繊細な競技である。基礎を固め、タイミングや感覚を研ぎ澄ますことが入賞に近づく大きな一歩になると言えるだろう。

　また、集団合宿ならではの実践形式の練習もこなしている。「タイムを競ったり、いろいろな人の滑りを見ることで刺激になる」とモチベーションを上げている。公式戦出場は１月上旬予定だが、順調な仕上がりを見せている。

　「今年は様子見。けどやることはやったから、去年より進化した俺を見て欲しい」と１年生ながら強気な発言を見せる阿部。目標はずばり「３年後の総合優勝」だと言う。スキー大国、明大スキー部を再興するため、今季安部が「レボリュ―ション」を起こす！！

◆安部宗寛　あべむねひろ　営１　山形中央高出　188cm・74kg