有終の美飾る!成長でつかんだ5位/全日本大学選手権

 1年間の努力を知らしめ、手にした5位だ。初日こそ記録なしに終わった本学だが、一人ひとりの意地をぶつけて5位入賞を果たした。
 2日目のスタートは、69kg級の岡本主将(政経4)。「後輩のフォローは必ずする。まずおれが流れを作る」と前日に語った通り着実に試技を成功させ、幸先のよいスタートを切る。77㎏級谷﨑(商2)は、2年生ながらインカレメンバー入りを果たし、並みいる強豪を押しのけ2位入賞と一足先に表彰台に上った。「自分の実力をきちんと出すことができ、1年の最後を良い形で終えられてうれしい」(谷﨑)。続く阿部(政経3)、塩山(政経4)は上位に食い込むことはできなかったが、共に記録を伸ばし、総合順位に貢献した。
 重量級は105㎏級丹伊田(商3)が4位、+105㎏級吉条(政経3)が2位と3年生ペアが大健闘。佐藤(英・政経4)も試技成功後にガッツポーズで喜びを示すなど、最上級生として納得のいく試技をみせた。
   
   ほぼ全員がインカレ初出場という状況の中、優勝には届かなかったものの、一人ひとりの力でつかみ取った5位。上級生を支え活躍する下級生を、岡本主将は「成長を感じた。来年は今以上に強くなれる」と評した。今大会で証明された本学の成長と強さは、来季の活躍を予感させるものとなった。