
Aクラス昇格も悔しさ残る結果に/東日本学生選手権
団体戦Bクラストーナメントを1位で通過し、Aクラス予選に向けて幸先の良いスタートを切った明大。Aクラス予選で強敵相手に堂々たる取り組みを見せ、決勝トーナメント進出を決める。しかし、決勝トーナメントでは今大会優勝を果たした日体大を相手に完敗を喫し、悔いの残る結果となった。
◆6・9 第103回東日本学生選手権(両国国技館)
▼Bクラストーナメント
○明大4―1慶大
○明大3―2早大
○明大3―2駒大
▼Aクラス予選
明大0―5東洋大○
明大2―3東農大○
○明大3―2法大
▼Aクラス決勝トーナメント
明大0―5日体大○
▼個人戦予選B・Cクラストーナメント
直江重虎(商1=栃木県立黒羽)――1回戦敗退
酒井真幸(政経3=埼玉栄)――Aクラス進出
篠田虎汰郎(政経1=市立岐阜商)――Aクラス進出
斉藤晃良(商4=秋田北鷹)――3回戦敗退
西原貴瑛(政経3=報徳学園)――3回戦敗退
▼個人戦予選Aクラストーナメント
酒井――3回戦敗退
篠田――1回戦敗退
Bクラストーナメントでは昨年度に同大会で敗れた早大、決勝トーナメントまで残った駒大ら強敵を次々と撃破。「絶対に落とせないという責任感の中での結果だと思うので、全員がやるべきことをやって勝てた1勝」(西原)と1勝差の緊迫した試合を勝ち抜き、Aクラス予選に弾みをつけた。迎えたAクラス予選では初戦の東洋大を相手にストレート負けを喫す。勝利数を増やしたい明大は今大会準優勝を果たした東農大を相手に2勝を挙げ、Aクラストーナメント進出に望みをつなぐ。続く法大戦では3勝を勝ち取り、Aクラス予選8位で決勝トーナメント進出の切符を手にした。
決勝トーナメント初戦の相手は王者・日体大。日体大を相手に果敢に攻めるも及ばず、0勝5敗となり優勝校との差を痛感させられた。それでも「まだまだ力の差があると感じ、自分たちはより強くなれるのだと思った」(西原)とさらなる高みを目指すいい刺激となった。
団体戦Aクラス昇格を果たし、個人戦でも酒井、篠田がAクラスへの進出を果たした明大。経験豊富な上級生に加え、直江や篠田ら1年生の台頭も目覚ましく今季の戦力は十分。今大会Aクラス昇格を果たしたことで全日本大学選抜金沢大会や全日本大学選抜十和田大会への出場権を獲得した。「去年出られなかった大会に出場できるので、そこに向けて練習していきたい」(酒井)と次戦での明大相撲部の躍進に期待がかかる。
[伊原遼太朗]
試合後のコメント
西原
――今大会はどういった意気込みで臨みましたか。
「3年生になって自分たちが高学年になったので下級生を引っ張っていけるように、内容よりも質を意識しました」
――今後の意気込みをお願いします。
「次は大きい大会だとインカレ(全日本大学選抜金沢大会)があり、インカレでは今回の結果によりAクラススタートになるので自分たちが引っ張るという意識でやって、自分が勝って勢いづけるように頑張っていきたいと思います」
酒井
――本日の取り組みを振り返っていかがでしょうか。
「個人的な相撲だけで言うといいときは良い相撲が取れて、悪いときは癖が出たなという感じです。チームとしては負けを誰かが補うみたいな感じだったのでバランスが取れたと思います」
――決勝トーナメントの日体大戦を振り返っていかがでしょうか。
「力の違いを感じたので、しっかり稽古していかないといけないと思いました」
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