
今季初の痛み分けで開幕6連勝ストップ 桐蔭横浜大に1-1/関東大学1部リーグ戦
第8節は現在リーグ戦6位の横浜桐蔭大との一戦。中村のゴールで先制し幸先のいいスタートを切るも、コーナーキックから失点を許す。後半は前半に比べチャンスシーンは増えたものの両チームとも決め手を欠き、1ー1の引き分けに終わった。

試合開始から明大のサッカーが繰り広げられた。前半8分に真鍋がシュートを放ちCKを得ると続く13分、中村が前線からのプレスでボールを奪取。フリーになった中村の狙いすましたシュートが決まり先制に成功する。「フリーだったので、思い切り打った部分が得点につながったのかなと思います」(中村)。その後も明大が試合の流れを握るもなかなか追加点を挙げることができない。そして前半23分にCKからマークを外され得点を許してしまう。失点後は両チーム譲らず、前半を1ー1で折り返す。

(写真:後半から投入された島野)
後半開始から前への推進力がある島野を投入し、得点を狙いに行く。「人とボールをもっと動かすところ。距離感が少し遠いので、本来の攻撃というところが湧き出てこず、大雑把になった。その部分を修正した」(栗田大輔監督)。また、前半から目立っていた相手の長身FWを抑えるため、後半10分には多久島を入れ3バックに変更。「自分が3枚の真ん中に入って、相手FWを潰してという役割を監督からも伝えられて、その起点を使わせないというところ。攻撃においては自分が真ん中に入ってボールをサイドに散らして、攻撃の起点となるプレーをするというところです」(多久島)。この戦術が見事にはまり前半よりも多くのチャンスを作った。多くの決定機を作った後半だったが、決めきることができずそのまま1-1の引き分けで試合終了となった。

(写真:攻守にわたって存在感を示した多久島)
開幕6連勝が止まったことに対し中村は「理想はずっと勝ち続けることですが、やはりいつか勝てない時期が来る。そこに関してはネガティブに捉えるのではなく、もう一回修正する分は修正して、また次に向かっていきたいと思います」と前向きな言葉で振り返った。次節の相手は筑波大。天皇杯で辛酸をなめた相手にリベンジを誓う。
[竹本琉生]

関連記事
RELATED ENTRIES