
慶大に勝ち切れず 白星0でリーグ戦最終戦へ/関東1部リーグ戦
手痛い敗戦となった。ここまで全敗で迎えたリーグ戦6戦目。慶大相手に第1ピリオドでは5―5、第2ピリオドでは3―3と互角の戦いを繰り広げた。第3ピリオドには一時3点のリードを勝ち取るも追い上げられ、またもや同点で最終ピリオドに。健闘むなしくリーグ戦あと1戦を残して6連敗を喫した。
◆5・18~6・16 関東学生1部リーグ
▼6・2 対慶大戦(慶大協生館プール)
明大14{5―5、3―3、4―4、2―6}18慶大◯
これまで幾度となく接戦を繰り広げてきた慶大相手に、何としてでも白星を挙げたい一戦だった。試合開始30秒、先制点を決めたのはキャプテンの林大悟(営4=千葉敬愛)。しかし相手も譲らず、1点以上の差がつかないまま一進一退の攻防が続き、第1ピリオドを5―5で終えた。続く第2ピリオドも点差が離れることなくゲームは進み、2―3と1点のリードを許しゲームを終えるかというところで、試合時間残り6秒、筒井将登(営3=明大中野)の放ったシュートが見事決まりこのゲームも同点となった。「しっかりと決めるところは決められた」(筒井)。
流れをつかんだのは第3ピリオド。序盤、立て続けに2度相手にシュートを打ち込まれるも、キーパーの大塩創(法1=明大中野)が好セーブを見せた。その勢いで攻撃も波に乗り、渡邊十雅(政経4=明大中野)、林、越智大介(理工4=明大中野)が連続でゴールを決め3―0と突き放す。しかし後半に差しかかると相手が猛攻をしかけ、同点まで追い付かれる。何とか1点を追加するも、また失点を許し4―4と同点に。「オフェンス面は良かったのだが、ディフェンス面でもったいない失点があった」(筒井)。さらに第3ピリオド残り2秒で相手にシュートを打ち込まれるも何とかはじき返し、ここまで互いに一歩も譲らず同点で最終ピリオドを迎えた。
第4ピリオドではシュートのチャンスが何度も巡ってくるも、なかなか得点につながらず苦戦する。相手が次々とシュートを決める中、越智、林が何とか得点し試合残り1分で2―3と1点差に。しかしそこから踏ん張り切れず、最終スコア14―18で悔しい敗戦となった。
リーグ戦は残りあと1戦、日大とのカードが残されている。「自分たちと実力がそんなに変わらないチームだと思うので、しっかりとこの1週間対策をして、最後何がなんでも1勝を勝ち取りたい」(越智)。ここまでの悔しさを糧に、絶対に負けられない戦いに挑む。
[増田杏]
試合後のコメント
越智
――今日の振り返りをお願いします。
「今日の試合は序盤から自分たちのいいプレーはできていて、相手もいいプレーができていて、ずっと接戦が続くような状態で、基本的にはすごく楽しかったんですけど、やっぱり最後勝ち切れなかったってところが悔しいです」
――チームで何を話し合って試合に臨みましたか。
「チームの中で変えていこうと話したところは、出だしのところが自分たちの思い通りにいかなかったりっていう部分があるので、この会場に来る前にみんなで明大のプールを使ってアップをしてからこの試合に臨むっていうことをしました」
――接戦の中、最後勝ち切れなかった要因は何ですか。
「最後勝ち切れなかったってところは、自分たちの基本の徹底っていうところがなってなくて、結果的に今回18失点で、失点の数が多かったっていうところですかね」
――ご自身のプレーで良かったところはどこですか。
「やはり相手にとって脅威の存在になることで、味方をフリーにしたりとかでマークを引きつけるっていうところはできてたと思うんですけど、個人的にはもっと点を取れるところがあったかなとちょっと反省の方が大きいです」
筒井
――どんな戦略で挑みましたか。
「相手のいらないところ、相手が攻めてこないところがあるので、そこを下がってキーマンを大人数で抑えるっていう作戦でした」
――接戦を勝ち切れなかった原因は何ですか。
「相手の流れに乗せてしまったのが原因だと思っていて、ちゃんと決めるところで決め切れれば全然まくれた相手なのかなと思っています」
――良かったところは何ですか。
「誰かが得点した際にはみんなで声を上げて盛り上がって、チーム一丸で戦えたのが良かったかなと思います」
――次戦への意気込みをお願いします。
「日大は今まで負けたことない相手なので、今回も絶対負けないように、学生リーグで1勝できるように絶対頑張ります」
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