
快進撃! 男子9連覇/第57回法政・明治・立教 三大学定期戦
日本学生選手権(以下、インカレ)総合優勝2連覇に向けて、負けられない戦いである法大、明大、立大3校の定期戦が開催された。ここまで8連覇と快進撃を見せている男子は今年度も圧倒的な勝利を収め、見事優勝。9連覇を飾った。一方、女子は少人数での戦いとなったが、個人、リレーのフル出場を全力で泳ぎ切った。
◆6・2 第57回法政・明治・立教 三大学定期戦(立大・セントポールズアクアティックセンター)
▼男子 明大――1位
女子 明大――3位
男子の1戦目、男子4×100メートルフリーリレーでは早速、大会記録を上回る3分20秒49で1位となり幸先のいいスタートを切った。男子200メートル平泳ぎに出場した吉田悠真(農2=春日部共栄)はインカレ決勝ラインより早いタイムを叩き出し、明大勢を大いに沸かせる。「少し前の大会では調整なしで自己ベストを更新し続けていて、今回は調整をかけたので自信があった。大きな更新で良かった」(吉田)。廣島偉来(政経4=淑徳巣鴨)は男子200メートル個人メドレーで自身の持つ大会記録を更新。自己ベスト更新とはいかなかったものの、国際大会代表選手選考会からあまり良くなかった調子を打ち切るレースとなった。さらにリレー種目で1位を総なめした明大は優勝を収め、9連覇を達成した。
一方、女子部門。女子50メートル自由形では遠藤渚(理工3=八王子学園八王子)が自己ベストを更新し、喜びの表情を見せた。ルーキーの田村真優(営1=目黒日大)は4月に行われた東京六大学春季対抗戦と同様、1年生ながらに女子50メートル自由形、女子100メートル自由形共に1位を守り切った。しかし結果は及ばず、女子は3位に終わった。女子選手は4人と少数だが「一人一人のレベルは高く、決勝に残ることはできると思う。みんなが一本一本、一つでも順位を上げていけるように頑張っていきたい」(長尾佳音・営3=武蔵野)と今夏インカレへ向け意気込みを語った。
今年度のインカレは第100回大会。「今日のリレーはインカレで戦うためにいろいろなオーダーを試していた」(讃岐徳弘主将・理工4=日大藤沢)と連覇に向けて一直線に進んでいる。それぞれの課題が明確になった今大会を糧にしてインカレ連覇を狙う。
[杉本菜緒]
試合後のコメント
讃岐
――今後の目標を教えてください。
「4年生が一番強い代だと言われていますが、まだあまり元気なところが見受けられないので、 みんなに調子を上げてもらって『4年生すごい代だったな』と最後に言ってもらえるように、みんなで頑張っていきたいなと思います」
長尾
――チームの雰囲気はいかがでしたか。
「夏もこのメンバーで戦うので、それに向けていい雰囲気で、みんな一本一本頑張ろうという雰囲気が出てて良かったと思います」
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