真鍋2Gで勝利に貢献 開幕6連勝/関東大学1部リーグ戦

2024.06.02

 第7節はホームで関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)3位の中大との対戦。2-1で前半を折り返すと、真鍋が今試合2得点目を決め3-1で勝利した。

 開始早々、ハイプレスでボールを奪取し、相手ゴールに迫る強気のプレーを展開してチャンスをつくった。10分CK(コーナーキック)からゴールが生まれる。決めたのは、ケガから復帰し今季初スタメンをつかんだ稲垣だ。「自分のリーグ戦初ゴールでチームを勢い付けられてよかった」(稲垣)。続く19分、ペナルティエリア内でボールを受けた真鍋のシュートがゴールに吸い込まれ、追加点を挙げる。流れに乗った明大は、中村を起点として攻撃を仕掛けるも得点には結びつかず。31分ペナルティエリア内で多久島のハンドが取られ、P Kを献上してしまう。これを決められ痛恨の失点。「失点を引きずることなく、前からプレスをかけラインを上げていくことを特に声をかけた」(藤井)。その言葉通り、ディフェンダ―陣への的確な指示でチャンスをつくらせない。両者主導権を握ろうとサイドからチャンスを演出するも決め切ることができず、1点リードで前半を終えた。

(写真:先制点を決めた稲垣)

 後半開始まもなく、相手のクリアボールを拾った常盤がゴール前でシュートを放つもキーパーにセーブされてしまう。それでも、66分熊取谷のパスカットから中村との息の合ったプレーで相手を崩し、最後は真鍋が押し込んでネットを揺らす。その後も豊富な運動量を生かしてゴールを脅かすも決め切れない。終盤は相手のロングボールからの果敢な攻撃に苦戦するも体を張ったディフェンスでゴールを割らせることなく最終スコア31で開幕6連勝を飾った。

(写真:ドリブルで切り込む藤森)

 「天皇杯の敗退を引きずることなくいい雰囲気で今日のゲームに入れた」(真鍋)。天皇杯での初戦敗退から一転。気持ちを切り替え、今節での勝利を手にした。紫紺の戦士たちは結果に慢心せず、連勝継続へ先を見据えている。

[早坂春佑]