
リーグ戦3連覇まであと1歩 駿河台大を3-0で下す/関東学生春季1部リーグ戦
春季リーグ準決勝。明大は駿河台大に3-0で勝利し、高い攻撃力と守備力を見せつけた。MF児玉陽向(政経2=横田)の今シーズン2度目となる1試合2得点に加え、4試合連続となる完封勝利を挙げ、チームは連覇のかかる決勝へと進んだ。

春季リーグ準決勝、明大は駿河台大と対戦した。序盤から試合の流れをつかんだ明大は、主将のMF小林正人(政経4=今市)を起点として攻撃を仕掛け、試合を有利に運ぶ。しかし駿河台大の固い守備を崩すことができず、優勢を保ちながらも試合は膠着(こうちゃく)状態のまま第1Qを終えた。第2Qでは開始からすぐに駿河台大に決定機が訪れる。これを間一髪でしのいだ明大はすぐさまカウンターに持ち込んでPCを獲得し、先制点の機を得る。惜しくも得点とはならなかったが、直後に児玉が相手の隙を突き得点。「練習通りできてよかった」と安堵を見せた。
折り返した第3Qでも依然として明大優位に進む試合展開の中、MF吉田登以(商2=丹生)が自ら獲得したPCをゴールに叩き込み、チームを盛り立てる。続く第3Q終了間際では相手との接触によりPSを獲得。「ここでしっかり決めようと思った」と児玉がキーパーの逆を突く冷静なシュートで試合を決定づけた。第4Qに入っても攻撃の手を緩めることなく試合を進め、駿河台大にボールを持たせない。終始試合を支配し続けた明大が危なげなく勝利を収めた。
4試合連続となる無失点記録を更新した準決勝。〝超攻撃的ホッケー〟の力を十全に発揮した明大は春季リーグの決勝へと駒を進め、3季連続となるリーグ制覇に王手をかけた。「しっかりと自分たちのやることをやって、自分たちの持ち味を生かしたホッケーで勝つ」(吉田)。万全の態勢で6月7日に行われる優勝決定戦に臨む。
[大島菜央]
試合後のコメント
新井監督
――試合を振り返っていかがですか。
「特別何か言っているわけではないですが、みんながとにかく点を取りに行くという攻撃的な気持ちで戦ってくれて結果的に勝利できたかなと。もちろんDF陣もよく頑張っていました」
――次戦への意気込みをお聞かせください。
「やってみないと分からないですが、いい状態で仕上がってきていれば十分戦えるんじゃないかなと思います」
小林正
――試合に向けて準備してきたことを教えてください。
「前までの課題で攻撃力が挙がっていて、練習の質という部分では個人的に結構こだわっていたので自信がありました。自信があったので最初からガンガン行けたかなと思います」
――無失点の守備陣はどうでしたか。
「新しいフォーメーションの意図がプレスを明確にしたいということで自分も提案してやっているのでプレスを徹底してやりました」
吉田
――第3QのPCを振り返っていかがですか。
「その前にFW武田元希さん(文3=八頭)からボールをもらって、自分でPCを取ったので、自分で決めようと思いました。そんなに狙わずに思いっきり打ったら入ってうれしかったです」
児玉
――今日2得点の大活躍でしたが、攻撃面で意識していたことについてお聞かせください。
「いつもは1列低い位置でプレーしているのですが、今日は意図的に1列上げられて、攻撃を意識するよう指示を頂いたので、それに応えられたことが良かったです」
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