東日本インカレ 男女共に11位/東日本学生選手権

2024.05.27

 男子は昨年1部に昇格し、初めて迎える東日本選手権(以下、東インカレ)。女子男子ともに団体戦に出場し、女子は出場した13校のうち11位、男子は19校のうち11位となった。

◆5・24~26 第57回東日本学生選手権(彩の国くまがやドーム)
▼男子団体
明大――11位
<団体メンバー>
坂井智羽主将(政経4=出水商業)、津田大輝(政経4=藤井)、中田智也(総合4=伊奈学園総合)、嘉指博貴(政経3=埼玉栄)、栗原優太(総合3=駒澤大学高)、菊池和磨(政経1=埼玉栄)
▼女子団体
明大――11位
<団体メンバー>
佐々木唯主将(文4=鯖江)、細川琴未(政経3=関根学園)、森夢華(文3=ふじみ野)、秋田彩葉(文2=高松中央)、内野菜々美(営2=常盤木学園)、坂巻玲音(政経1=ふじみ野)

 女子団体の第1種目は平均台だったが、緊張からか落下が続き、点数が伸びなかった。しかし跳馬では「着地までしっかりまとめて12点台に乗せることができたので、良かったです」と佐々木主将やルーキーの坂巻が12点台に乗せ、チームを引っ張った。「結構皆最初の方は緊張していたのですが、お互いを声掛け合って楽しく演技をすることができました」(森)と笑顔で今大会を終えた。全日本学生選手権で2部3位以上の目標を達成するために、これからも練習を積み重ねる。

 一方男子団体はゆかからのスタート。団体競技は6人が演技し、上位5人の合計が得点となるが、ゆかでは5人が12点台に。「全員がうまくまとめられたのではないか」(坂井)と満足のスタートを切った。坂井主将は2種目目のあん馬をノーミスで終えると、その後も安定した演技を続けチームトップの76.050点を記録した。また1年生ながら出場を果たした菊池が躍動。鉄棒ではミスが出たが、あん馬ではノーミスの演技を見せ拳を握った。男子の目標は「全日本選手権で1部残留、団体380点」(坂井)。長い戦いは始まったばかりだ。

 明大には器械設備の整った場所がなく、日々の練習は体育館を使い、器具のセッティングや片付けを全て部員たちで行なっている。決して万全と言える環境ではないが、日々工夫を重ね努力を続ける体操部の今後に期待したい。

[橘里多、塩谷里菜]

試合後のコメント
佐々木女子主将
――主将として気をつけていることはありますか。
 「大学の環境と大学の練習時間が限られた中で、 やれる範囲の練習がすごく限られている中なんですけれども、お互いに声掛け合ったり、試合形式の練習を週に1回入れたり、平均台を強化するために全体で練習する日を作ったりしていて、そういった試合前の練習の準備からしっかり行って、チームの雰囲気もしっかり作っていけるように日頃から心がけてます」

――次の大会の目標を教えてください。
 「一人ずつそれぞれミスが出てしまったところを改善できるようにするのはもちろんなのですが、 チームワークといっても、目標点数とか、例えば表情とかまで意識した練習ができればいいなと思っています」
坂井男子主将
――日頃から意識していることはありますか。
 「選手間のモチベーションをものすごく大切にしています。自分自身がうまくなるだけでなく、チーム全体で体操をうまくなりたいと思っているので、そういった部分で短期的なPDCAサイクルを回して、個人としてもチームとしても点数を上げていけたらなと思います」