12月13日 大学選手権に向け、気持ち切り替える

1999.01.01
 歴史的敗北からおよそ2週間。八幡山には今日も練習に励む選手の姿があった。2日の明早戦では思い通りの試合運びができなかったが、修正点を洗い出し、16日から開幕する大学選手権に向けて調整を行う。

 肌寒い気候の中、攻守に分かれて実戦形式の練習やセットプレーからの動きの確認を行った。明早戦ではほとんど見られなかった選手間のコミュニケーションだが、この日は上野主将(法4)、茂木(営4)、柳川(法4)などが盛んに声を出し、チームを盛り上げた。ラインアウトやブレイクダウンなどでの局面を想定した激しい練習を繰り返したFW陣。一方、ランやパスなどの基本的な練習で汗を流し、ハンドリングの精度やスピードの向上を図ったBK陣。明早戦で浮き彫りになった課題を修正しようと、チーム全体として完成度を高めた。「明早戦は、ふがいない試合を見せてしまったが、まだ(大学選手権の)チャンスが残っているので自分たちのラグビーを見せたい」(上野主将)と、選手は気持ちを切り替えている。16日には選手権1回戦で大東大と対戦する明治だが、汚名返上の試合となるだろうか。