
春季リーグ最終戦 勝利で終えるも入替戦へ/関東学生春季1部リーグ戦
春季リーグ(以下、リーグ戦)9戦目を迎え、入替戦に向け負けられない明大。前半は明大のペースで6点差をつけて試合を折り返す。後半はなかなか点を決められず点差を詰められる場面もあったが、栃尾佑(法2=北陸)や紅出勘太郎(政経4=氷見)の活躍もあり、最終スコア33ー30で試合を終えた。
◆4・20~5・25 関東学生春季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼5・25 対早大戦(国士大多摩体育館)
〇明大33{21―15、12―15}30早大
前半開始直後は明大が先制するが「ディフェンスでは話していたことが合わなくて、うまくいかなかった」(栃尾)とすぐにリードされる展開に。一時は早大ペースになりかけたが、前半10分に向谷内海都(営2=氷見)の得点から連続で2点を決め、同点に追いつく。その後の15分では、外種子田渓汰(商3=国分)が相手のロングパスをカットし、そのままシュートを決め会場が盛り上がる。「最後の方ではディフェンスの修正ができた」(栃尾)。このスーパープレーをきっかけに、明大は攻撃に勢いが生まれ21ー15で試合を折り返す。
6点リードで迎えた後半。「早稲田は後半に追いついてくるチーム」(栃尾)。後半開始から得点を重ねるものの、相手の粘り強いディフェンスで得点を阻まれる場面もあり、3点差に詰め寄られる。しかし13分からGK・紅出が立て続けにスーパーセーブを生み出し、相手の流れを止めた。「みんなが攻められたら、僕しかいないので絶対止めてやるっていう気持ちで臨んだ」(紅出)。その後も栃尾が5連続得点を決める大活躍。オフェンスとディフェンスがうまく噛み合い、33ー30で勝利をつかんだ。
リーグ最終戦を勝利で終えた明大。「僕たちは後がない立場だったので、ここでもうケガしてもいいぐらいの気持ちで体を張って1点差でも勝とうと思っていた」(尾谷浩希主将・法4=愛知)。明大の執念が見られた試合だった。だが他大の結果により最終順位は9位で入替戦が決定。1部残留へ向け負けられない試合は続く。
[木曽琴乃]
試合後のコメント
紅出
――春リーグを通して守備面はいかがでしたか。
「今日の試合が一番守備は良かったと思います。ディフェンスも1人1人が連動して守れていたので、キーパーとしても取りやすかったんじゃないかなと思います」
――ご自身の今後の目標を教えてください。
「春リーグの最初の試合からの課題で、コミュニケーションがキーパー同士でもディフェンス同士でも少ないので、もっとコミュニケーションを取って、キーパーとディフェンスを連携できるように頑張っていきたいです」
尾谷
――この試合に懸ける思いは違いましたか。
「そうですね。違ったんですけど、これを春リーグ全体通してできれば、もっといい結果も付いてきたのかなっていうのは感じたので、そこは秋リーグに向けて振り返ってやっていかないといけない部分だと思います」
――春リーグの総括をお願いします。
「苦しいリーグ戦だったんですけど、1位の日体大にあと1歩及ばないみたいな場面もあったので、そういうところはもっとチーム含めて全体で喝を入れてやっていかないといけないと思います」
栃尾
――今試合では9本得点を決められていましたが、それについてはいかがですか。
「あまり得点を意識することなく、 ポストとか周りを生かそうって考えてプレーしました」
――秋リーグに向けて意気込みをお願いします。
「今日春リーグ最後の試合で、全力でみんなでオフェンスもディフェンスも頑張って、練習でも下を向くことなくやった結果が勝ちにつながったっていうのが分かったので、秋リーグも継続して頑張りたいと思います」
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