悪い流れ断ち切れず、ベスト16/全日本大学選手権
4年生が抜け、新体制で臨んだ今大会。明治は4回戦まで進むも、1部校・順大にストレート負けを喫し、ベスト16に終わった。
「自分たちの力が出し切れていなかった」(岩下・政経3)と語るように大商大戦(関西学連1部)では、レシーブミスやコンビミスなどを連発し、ストレートで敗れた。「途中で気持ちが折れてしまっていた」(高橋(純)監督代理・文4)。次戦の武蔵丘短大(関東学連10部)では、Bチームの選手を中心に落ち着いて勝利を収め、決勝トーナメントに進出。トーナメント戦はくじ運にも恵まれ、明治は2、3回戦とも格下を相手にストレート勝ちを収めた。
迎えた4回戦は、ベスト8を懸けた順大(関東学連1部4位)との戦い。「胸を借りるつもりで思い切っていきたい」(深町主将・政経3)。その言葉通り、攻めのプレーを展開した本学は、敵のミスを誘発。1セット目を落とすも接戦を演じる。しかし、2セット目、サーブカットから崩され、立て続けに失点してしまう。失った流れを取り戻すことができない明治は、2、3セット目ともに大きく離され、大敗した。
今大会、明治はベスト16に終わるも収穫はあった。新しい試みとして練習を積んできた深町主将の速いトスが「だいぶ良くなってきた」(高橋(純)監督代理)。一方でサーブ、レシーブ、サーブカットなど課題は山積みだ。何よりも連続失点したときに、気持ちが切れてしまうのは本学の悪い特徴である。今大会も順大戦に限らず、格下相手の試合では散漫なプレーが目に付いた。どんな時でも安定した実力を発揮するために、1試合1試合を単なる勝ち負けの結果だけでなく、どのようにして得点を挙げるかなど試合内容にも成果を求めていってほしい。
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