新体制で臨む初の大会 武道館にて迫真の演武/全日本演武大会

2024.05.25

 5月25日、日本武道館にて第61回全日本合気道演武大会が開催された。明大からは安藤遼大主将(情コミ3=横浜翠嵐)と中村晃成副将(政経2=所沢西)が出場。堂々たる演武を披露した。

◆第61回全日本合気道演武大会(日本武道館)
▼演武者
安藤、中村

  安藤を主将に据えた新体制で臨む初の大会。開会式の余韻も冷めやらぬなか、2人は第一部の学生連盟演武に出場した。両者とも、大勢の観客の前でプレッシャーに負けず「大人数が同じ畳の上で演舞するので、あまり緊張はなかった。」(安藤)。「いつもの鍛練と同じようにやればいいと思った」(中村)と威風堂々(いふうどうどう)とした演武を見せた。

 安藤の主将に相応しい流麗な動きに中村が力強い受け身で答える。会場には2人の気迫のこもった演武の音が響き渡った。「中村が限られた畳の中で演武が映えるように投げてくれたので、さすがだなと思う」(安藤)と振り返る。

 演武後に安藤主将は今年度の展望を語った。「11月の全国学生演武大会には1年も出場させる。1年で合気道経験者の亀井(心一・法1=近大附属和歌山)と杉本(拓三・法1=明星)にも期待していて欲しい。」初の大会を終え、次の学生演武大会に向けて鍛練を続ける〝チーム安藤〟。彼らの今後の飛躍も引き続き注目したい。

[中村慈詠]

以下、部員のコメント
安藤主将
――どんなことに意識して演武しましたか。
 「事前に想定していた以上に畳を広く使えるようだったので、派手に受け身をとってダイナミックな演武ができたと思います」

――今後の抱負を教えて下さい
 「次は11月の全国学生演武大会に出場するので、そこへ向けてパフォーマンスを上げていきたいと思っています。そこでは1年で経験者の亀井や杉本も出場する予定なので、そちらにもぜひ期待してください」

中村副将
――演武の満足度はいかがですか。
 「初めて参加する大会でしたが、落ち着いて演武できたので良かったと思います」

――収穫と課題を教えて下さい。
 「緊張することなく、いつも以上のパフォーマンスができたことが大きな収穫でした。勢いよく演武をしたため、終盤に息切れを起こしてしまったことが課題です」