無念の敗退。リーグ戦4連覇ならず/関東大学秋季リーグ戦
立ち上がりから明治のカウンターが冴え、開始5分7秒にショートハンドの中、梁取(政経3)のパスを正面後方から田中(政経2)がシュート!その後も明治の勢いは止まらず、得点まではつながらなかったものの、終始東洋大のゴールを脅かす。
しかし12分8秒に東洋大に同点に追いつかれてしまう。1点取ったら勢いづく東洋大が本来の力を出し始め、両校互角の試合展開が続き、第1ピリオドを終えた。
そして迎えた第2ピリオド早々に草野(営3)のシュートのリバウンドに外崎(政経2)がタイミングよく高田(政経3)にパス。すかさず叩き見事ゴール!
その後は試合自体は動くことはなかったが、明治のペナルティーから徐々に東洋が優勢になっていった。
泣いても笑っても最後の第3ピリオド。長岡(法1)のペナルティーでキルプレーとなった明治は、東洋の素早い攻撃に対応しきれず同点にされてしまう。さらにその直後にまた得点を許し、遂に逆転され、流れを変えるべく明治はタイムアウトをとる。
タイムアウト後、明治は必死に攻め、決定的チャンスもいくつかあったがものにできずに、ただ時間だけが過ぎていった。
そして残り1分を過ぎた時、GK寺島(政経1)を戻し6人攻撃を仕掛ける。しかし時間もなくなっているということもあり、焦ってしまいなかなか得点に結びつくことができない。そんな中、クリアパックを東洋の選手が空いた明治のゴールに勢いよく放ち、もう終わりかと思われた時、梁取が飛びついてブロック。「勝ちたいって気持ちが体を張らせるプレーに結びついたのでは」(監物コーチ)。
しかしそんな明治の思いとは裏腹に、無常にも試合終了のブザーが会場に鳴り響いた。
4連覇に向け、気合が入っていた決勝トーナメント。一つだったはずのチームが直前になってバラバラになってしまったりと今年は例年にない逆境が選手たちを苦しめたリーグ戦だったに違いない。悲願の4連覇達成はならず、結局リーグ戦を制したのは1次も2次も1位通過した早大だった。
しかし彼らの戦いはまだ終わってはいない。来年度、苫小牧で行われるインカレでこの雪辱を果たしてくれることに期待したい。
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