
〝日本代表〟井上、土屋賢 事前インタビュー/メキシコ日本拳法50周年記念国際大会
5月24日から26日にかけてメキシコで行われる国際大会に、井上晴陽主将(法4=三井)と土屋賢生(法3=関西福祉科学大)が出場する。昨年9月に行われた総合選手権でベスト4に入った選手が対象で、井上と土屋賢はそれぞれ準優勝、ベスト4の結果を残していた。事実上の〝日本代表〟として、日の丸を背負って戦う2人の声をお届けする。
(この取材は5月19日に行われたものです)
井上
――選出された時の気持ちを教えてください。
「僕は小さい時から拳法をやっていて、今まで総合選手権で最高の成績が3位でした。 なのでまず決勝に出れたことと、準優勝できたってことが本当にうれしくて。それにたまたま日本代表(として国際大会に出場すること)がきた感じなので、まさか日本代表として呼ばれる時が来るとは思ってなかったので素直にうれしかったです。代表されている選手として、これからの大会も、簡単には負けるような存在ではなく、絶対的に勝てるような存在にならないといけないなと思います」
――世界のいろいろな選手と対戦しますが、そこに関してはいかがですか。
「海外の選手が拳法をやっているところは見たことあるんですけど、1回も(試合を)やったことがないので。見ている感じだと、日本人の拳法と海外の人の拳法とはまた違う拳法をしているような気がするので、今の僕の拳法がどこまで通用するのか楽しみです」
――大柄な選手の出場も予想されますが、どのようにして臨みたいですか。
「僕は別に体が大きいわけではないですし、 日本拳法が無差別である醍醐味は、僕の中では、小さい選手が大きい選手を倒すのが、一番だと思っているので。変に戦い方とか考えず、いつもの自分の拳法をやりたいなと思っています」
――目標を教えてください。
「もちろん優勝です」
――大会期間は土屋賢選手とどう過ごしたいですか。
「海外に行くこと自体初めてなので良い思い出というか、拳法もそうですけど、 海外に行くこと自体が、人生の中で何回あるか分からないので、その1回として自分の記憶に残るような日々を過ごしたいです。いつもあいつは僕のこと、普段は生意気で友達みたいな感じですけど、試合になったらちゃんと先輩後輩ってメリハリをつけてくれる頼もしい後輩なので、一緒に楽しんでいきたいなと思います」
――日本代表の4人でどのような拳法を見せたいですか。
「自衛隊の方が2名と学生が2名で、そこでも違った拳法になると思うんですけど、僕らは学生らしくアグレッシブにというか、若さを出して、自衛隊の方々よりも活躍したいなと思います」
――最後に意気込みをお願いいたします。
「せっかく行くので、もちろん優勝を狙ってます。メキシコに行って試合することが楽しみなのでしっかり結果残して、僕が(明大の)主将をやらせてもらっているので『〝メイジ〟の主将は強いんやぞ 』と日本だけでなく世界にも知らしめたいと思います」
土屋
――大会を控えた今の気持ちはいかがですか。
「わくわくしています。初めての海外ということもあるので、結構楽しみです」
――初めての海外ということですが、その部分に関してはいかがですか。
「夜は主将(井上)と遊びたいと思います(笑)」
――国際大会ということもあり、対戦経験が少ないような選手が多い中でどのように戦ってきたいですか。
「厄介な選手が多いので、焦らないで落ち着いて自分の拳法を信じて戦っていきたいと思います」
――目標を教えてください。
「目標は、優勝です」
――大会までにレベルアップしていく上で必要なことは何ですか。
「左手です。東日本大学リーグ戦の試合で出たんですけど、ジャブで試合をうまくコントロールできるようになるのがこれからの課題だと思います」
――最後に大会への意気込みをお願いします。
「謙虚に、試合までの期間頑張ります」
――ありがとうございました。
[北原慶也]
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