38ー35の大接戦制す 関東王者・法大に逆転勝利/春季オープン戦

 春季オープン戦3戦目の相手は昨年度の関東王者・法大。法大の7点リードで迎えた第4Q終盤、RB#25井上太陽(総合4=鎌倉学園)のこの日3つ目のTDで同点に追いつく。試合時間残り2秒、K#4近藤倫(農4=桐光学園)が勝ち越しのFG(フィールド・ゴール)を決め、明大が劇的勝利を収めた。

◆4・27~6・16 春季オープン戦(アミノバイタルフィールド他)
▼5・19 対法大戦
〇明大38{7-14、21-14、0-7、10-0}35法大(法大川崎総合グラウンド)

 曇天の中迎えた今試合。第1Q7分30秒、先制のTD(タッチダウン)を決めたのは法大。だが、第1Q12分、QB#15新楽圭冬(商3=都立戸山)の約30ydのスクランブルでエンドラインまで残り2ydとすると、最後もQB新楽が押し込み同点のTDを決める。残り12秒、法大にTDパスを奪われ、再びリードを許し第1Qを7-14で終えた。第2QではRB井上が2度のTD、TE#89金子航大(政経3=千葉日大一)が約30ydのロングパスからTDを決め21点を獲得。両チーム点の取り合いとなり、28-28の同点で前半を終えた。

 迎えた後半戦。前半とは打って変わり拮抗した展開の中、第3Q13分、法大に残り2ydを押し込まれ勝ち越しのTDを奪われる。7点ビハインドで迎えた最終第4Q、明大はRB#34廣長晃太郎(商4=箕面自由学園)のランやQB新楽のパスで攻勢に出ると、12分にはRB井上がサイドを駆け上がりこの日3つ目のTDを獲得。RB井上の値千金のTDで明大が同点に追いついた。第4Q最終盤、勢いに乗った明大は相手の4thギャンブル失敗から、最後の攻勢に出る。試合時間残り12秒、エンドゾーンまで残り12ydとすると、最後はK近藤がFGを決めきり38―35で明大が勝利をつかんだ。

 次戦は昨季3位の早大との対戦。「ディフェンスがとても強力で、モメンタムを持っていかれないように、ランユニットからリズムを作っていきたい。また、高校時代の同期も相手にいるので、絶対に負けたくない」(井上)、「(次戦の目標は)勝つこと。しっかり内容にもこだわって、秋につなげていきたい」(LB#6深尾徹主将・政経4=啓明学院)と意気込みは十分だ。〝ALL GRIFFINS〟で強豪相手に連勝を目指す。

[羽田進清]

試合後のコメント
深尾徹主将
――試合を振り返っていかがですか。
 「勝ち切れたことは良かったですが、改善点が多く見つかった試合でした」

――収穫と課題を教えてください。
 「ディフェンスは試合に出ている全員の意識が統一できていないかなと思います。まずは自分たちの戦術を理解して、自信を持ってプレーができるように取り組んでいきたいです。オフェンスはとても頑張ってくれたと思います」

井上
――3つのTDを振り返っていかがですか。
 「オフェンス陣が走路を開けてくれたり、QBがパスを投げてくれたり、周りに助けられて獲ることができました。チームのみんながとても喜んでくれて、監督からも楽しんでやれと言われていたので、試合を楽しむことができました」

――オフェンス陣を振り返っていかがですか。
 「『反則なし』と『最後までやりきること』を練習から徹底しているので、その成果が出せたと思っています。点の取り合いでも最後まで集中が切れることなく、全員でやり切れていたと思います。パスとランでバランスよく攻めることができていたのが今回の収穫だと思います」

――ケガ明けの今シーズン。この春に目指していることは何ですか。
 「まずは少しでも実戦の感覚を取り戻していきたいと思っています。廣長や周平に負けないように毎日が勝負だと思って練習に取り組んでいます」

近藤
――試合を振り返っていかがですか
 「春シーズン負けてしかいなかったですけど関係なくて、みんな勝ちたいという気持ちが出ていましたし、激しい攻防の中で最後自分の役割を果たせたことは自信に繋がりました」

――勝利を決めるFG、緊張はありましたか。
 「もちろんありましたが、八幡山でのみんなから罵声を浴びる緊張感の方が強いので問題なかったです」

――次戦の目標を教えてください。
 「春最初の関大戦で学んだ自分の役割を徹底することを意識して、またキッキングで勝てたと言える試合をします!」