明治、歴史的惨敗/関東大学対抗戦
対抗戦最終戦を飾る伝統の明早戦が2日国立競技場で行われた。明治は先制トライを奪うも、その後は早稲田に主導権を握られ、明早戦最多得点と得失点差で惨敗。これにより明治の対抗戦2位が確定した。
先制は明治だった。前半11分、BKでパスをつなぎ松本(法3)が右隅にトライ。1年生で対抗戦初スタメンの田村(文1)もキックを決め、7-0と先制する。しかしその勢いも前半20分、インターセプトされ早稲田に独走トライを許すと、一気に流れは早稲田へ。その流れは試合終了まで断ち切ることはできなかった。敗因に挙げられるのはFW陣のパワー不足、ディフェンスラインの崩壊。明治の生命線でもあるスクラムにおいても押し切ることができず、持ち味を発揮することはできなかった。早稲田の展開ラグビーに翻ろうされ、なす術(すべ)がなかった。個々の圧倒、速いパスまわしへの対応など、課題は山積みだ。
対抗戦2位が確定したことで、大学選手権は今月16日に大東大と対戦することとなる。大学選手権に向け、明早戦で明らかになった課題をどこまで修正できるか、どうすれば明治のラグビーができるのか。残された時間は少ないが、今一度チーム内での戦術的な確認が急務だ。大学選手権での「年越し(=準決勝進出)」、そして決勝の国立で再び早稲田に雪辱を果たしたいところだ。
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