
追い上げ見せるも反撃及ばず 順大に敗北/関東学生春季1部リーグ戦
春季リーグ戦(以下、リーグ戦)の8戦目。明大は、いまだリーグ戦1敗の強敵・順大の猛攻を受けると立ち上がりからペースを握られ、前半を10点ビハインドで折り返す。後半は序盤に3連続得点を決めるなど、一時は4点差まで追い付くも終盤に失点を重ね、33―39で敗れた。
◆4・20~5・25 関東学生春季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼5・19 対順大戦(国士大多摩体育館)
明大33{12―22、21―17}39順大〇
前半1分に先制されるとその後も攻守ともに苦しみ、押される展開に。「(順大は)どんな場面でもしっかり点を取ってくるチーム」(栃尾佑・法2=北陸)。チームの窮地を救うべく、12分から14分にかけては、細野聖太(営3=春日丘)が3連続得点で明大応援席を盛り上げる。細野の活躍で点差を縮めた明大だが、タイムアウトをかけられた直後に失点すると、攻撃陣も相手GKの好守に阻まれる。これまでの試合では前半で善戦を見せてきた明大は、この日は12―22の大差で前半を折り返した。
迎えた後半。反撃を図る明大は立ち上がりからいきなり3連続得点を奪う。「点差が開いている中、メンタル的にも持ち返してやってくれた」(加藤監督)。尾谷浩希主将(法4=愛知)の7メートルシュートなどで得点を重ね、後半10分には4点差まで詰め寄る。しかし、ペースを取り戻した相手攻撃陣に攻め込まれ、点差はこれ以上縮められない。さらに、26分から29分にかけて許した3連続得点が決定打となり、33-39で黒星を喫した。
次戦には早大を迎え、勝利すれば他試合の結果次第で1部残留が決まる明大。「入替戦という厳しい戦いは絶対に避けたい」(加藤監督)。敗戦から切り替え、リーグ戦の最終節を白星で締めたい。
[李翔恩]
試合後のコメント
加藤監督
――今試合を振り返っていかがですか。
「ディフェンスでフリースローをしっかり取り切れずに失点したのと、速攻で走り込まれて打たれたことが今日の敗因だと思います」
細野
――ご自身のプレーはいかがでしたか。
「まだ(シュートを)打たなくていい場面で打ってしまったことが多くて、もう少し周りを使う判断ができれば違う展開になったかなと思います」
栃尾
――次戦への課題はありますか。
「自分の持ち味のフェイントは結構できていて、シュートもうまくいったのですが、自分は攻撃全般を任されている立場なので最後の部分を勝ち切れなかったのが次戦への課題かなと思います」
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