圧巻の7得点 開幕から5連勝を大勝で飾る/関東大学1部リーグ戦

2024.05.19

 第5節は、3位・国士大との一戦。先日FC東京への内定が発表された常盤今季初ゴールを含む2ゴールを決めるなど、明大の得点力が発揮され7―1と大量得点で試合を終えた。

 開始早々、サイドからパスを受けた常盤が相手をかわしシュートを放つも、キーパーの好セーブに阻まれる。しかしサイドを起点とした攻撃を展開し積極的にゴールに迫ると14分、藤森のクロスに合わせた島野のヘディングボールが相手の体に当たり、オウンゴールで先制に成功する。続く23分、林が待望の今季初ゴールを決める。このゴールについて林は「藤森との連携はずっと狙っていた形だったので、気持ちで押し込むことができた」と語った。そして前半終了間際には、藤森のスルーパスを受けた常盤が今季初ゴールを右隅に決め、前半を3―0で折り返す。

(写真:今季初ゴールを決めた林)

 前半で得点を量産し、流れは完全に明大が握ったかと思われた後半。60分にゴール前でのミスから痛恨の失点を喫してしまう。失点後は、両者チャンスは作るもののゴールには至らない時間が続く。そんな中、明大の猛攻が相手の退場を誘い数的優位となる。このスキを逃さずロングボールや細かなパスからチャンスを演出した明大はついに83分、途中交代でピッチに入った真鍋がゴール前でこぼれ球を押し込みゴールネットを揺らす。このゴールが明大の攻撃陣に火をつけた。強みであるハイプレスからのショートカウンターで内田、真鍋、常盤がそれぞれゴールを決めると試合終了のホイッスル。最終的に7―1という結果で圧勝した。

(写真:ゴールを決め仲間と喜ぶ常盤)

 7得点と持ち前の得点力を見せつけた明大。今月26日に行われる天皇杯に向けて最高の形で開幕5連勝を飾った。「全日本大学選手権で優勝した昨年度の4年生の方々への感謝と筑波大へのリベンジの気持ちを持って、全力で戦っていきたいです」(常盤)。その思いを胸に奮闘する明大イレブンにさらなる期待が高まる。

[早坂春佑]

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