惜しくも中大にストレート負け/春季関東大学1部リーグ戦

2024.05.19

 春季関東大学1部リーグ戦(以下、春季リーグ戦)10戦目の相手は中大。第1セットからなかなか調子が出ず第2、第3セットで粘りを見せたが無念のストレート負けを喫した。

◆4・6~5・19 春季関東大学1部リーグ戦(慶大日吉体育館他)
▼5・18 対中大戦(慶大日吉体育館他)
明大0{18―25、23―25、21―25}3中大〇

<スターティングメンバー>(ローテーション順)

S近藤蘭丸(文3=東福岡)、OH荒井貴穂(法1=駿台学園)、MB黒澤孝太(政経3=明大中野)、O三宅雄大(文1=駿台学園)OH岡本知也主将(政経4=五所川原工)、MB金田晃太朗(政経4=駿台学園)、Li佐々木駿(商3=土浦日大)、Li磯脇侑真(政経2=東福岡)

 第1セット序盤から点を取り合う展開が続き、試合の主導権を握ることができない。「今日は結構自分たちが押されて後手に回ってしまい、一歩引いてしまったところが敗因」(岡本)。金田がネット中央から素早いスパイクを決めるが、終盤に中大の連続ポイントが続き18-25と大差でこのセットを落としてしまう。第2セットも互いに拮抗(きっこう)するが、黒澤のブロックや期待のルーキー三宅のサービスエースが決まりリードを広げる。中盤では粘りのバレーを見せたが、中大の連続ポイントで苦しい時間が続き、23-25で惜しくもこのセットを落とした。

 第3セットは中大のブロック攻撃に苦戦しつつも荒井のスパイクが光った。「今日は比較的良かった」(荒井)。その後は途中出場の坂本がセッターの長いバックトスからの強烈なスパイクを決めると、そこから緩急のあるスパイクを使い分け得点を重ねる。しかし、3連続ポイントをとられるなど、着実に点を重ねる中大に追い付けずストレート負けとなった。

 春季リーグ戦も明日が最後の一戦となる。「最終順位的にも大事な試合だったが序盤から流れがつかめず、淡々と点を取られる試合展開になってしまった」(金田)。それでも「遠くから見に来てくださった方々もいるので、今日みたいな不甲斐ない(ふがいない)試合はしないように、 しっかり気迫のこもったプレーを一つ一つ出していけるように、ラスト一戦全部出し切って終わりたいと思う」(岡本)と明日の意気込みを語った。〝明大のバレー〟を体現し、勝利で春季リーグ戦を締めくくりたい。

[岩本文乃] 

試合後のコメント 

岡本
――タイムアウトでどのような声掛けがありましたか。
 「なかなか自分たちがうまくできなくて、雰囲気を上げていこうっていう声もあって、自分たちが今何をすべきなのかをタイムアウト中に話し合っていました」

金田
――具体的な敗因についてどのようにお考えですか。
 「崩れるのは仕方ないので崩れたあとの展開やパスが返った後のコンビができなかったというのが多かったので、そういったところで中大さんと差がついてしまったかなと思います」

荒井
――明日の試合に向けて意気込みお願いします。
 「最後の試合なので、4年生を勝たせてあげたいです。4年生のために頑張りたいです」